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「フェイスブックのインスタグラム買収、取締役会は蚊帳の外=ザッカーバーグ氏が単独交渉」(WSJより)

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フェイスブックのインスタグラム買収、取締役会は蚊帳の外=ザッカーバーグ氏が単独交渉
http://jp.wsj.com/IT/node_428719

という記事がウォールストリートジャーナル(2012年4月18日)に掲載されていました。

今回の買収にあたっては、通常の企業買収で行われるような事前の調査や取締役会の議論などは行われず、ザッカーバーグ氏が単独で決定したとのこと。

記事にはこうあります。

今回、ザッカーバーグ氏はそのすべてを省略した。フェイスブックの取締役会が集まったときには、この買収案件は既にほぼ合意に達していた。状況に詳しい関係者1人によると、取締役会は「相談されたのではなく、言い渡された」。

これは、Facebookとがある意味特異な存在であることや、

 ザッカーバーグ氏はフェイスブック全株式の28%、議決権の57%を持ち、望めば単独で行動できる自由が与えられている。
ということを考えると、特段不思議なことではないかもしれませんが、企業の意思決定において考えさせられる事例ではないでしょうか。

日本の多くの企業では、話し合い、合意形成が重視されます。

しかし、そのプロセスの間に時間はどんどん経ってしまい機を逸したり、いつのまにか当初の狙いと違った方向に変ってしまう、あるいは先進的で優れたアイデアが丸められて凡庸なものになるということも少なくありません。

また、本来はその事案をよりよいものにするために智恵を出し合うはずの議論が、責任の所在を曖昧(みんなで決めたんだから的な)にしてしまうだけということも。

必ずしも独断専行を良しとするわけではありませんが、時と場合によって思い切った意思決定をする、それを認めるカルチャーがもう少し大きくなったほうがいいのではないかと感じました。

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