マクドナルドのTwitterキャンペーン大炎上で大失敗、でも・・
昨日あたりから、「アメリカのマクドナルドがハッシュタグを使ってTwitter上で展開したキャンペーンがネガティブツイートで埋めつくされてしまい失敗」というニュースが話題になっています。
いい話を集めようと思ったのに、逆に悪口が悪口を呼んでしまったということのようです。
米McDonald'sがTwitterキャンペーンで失敗 ネガティブなツイートばかりに(ねとらぼ)
海外マクドナルドのTwitterキャンペーンが失敗・大炎上中(Daily News Agency)
ハッシュタグ#McDStoriesがコントロール不能へ、米マクドナルドのTwitterキャンペーンが完全に逆効果(アドタイ)
ところがすごいのは、その一方で業績は絶好調らしいということ。
米マクドナルド、利益・売上高とも市場予想上回る(ロイター 2012年01月25日)
憎まれっ子世にはばかる、とでも言う感じでしょうか、敵も多いが味方はもっと多いらしい。
昔から何かとネガティブな噂(ネコ肉でできてるとか、化学薬品漬けだとか、放置しても腐らないとか、別にうまくもないのに高いとか、メタボやキレやすい子どもの原因だとか・・)に事欠かないにも関わらず、エクセレントカンパニー(上記アドタイの記事での表現)と呼ばれ続ける力強さの源泉はどういうカラクリなんでしょうかね。
ソーシャルメディアを使ったクチコミキャンペーンの事例のひとつとして語り継がれることになりそうですが、これを以ってどんな企業のソーシャルメディアマーケティングでも炎上に慎重になりすぎるムードにならないことを祈ります。
マクドナルドはかなり特殊な存在のようですから。
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追伸
大抵の場合、企業のソーシャルメディアマーケティングで恐れるべきは、「炎上」よりも「無視されること」です。
もちろん混乱しないように気をつけて設計・運営することは当然求められますが、それよりも興味を惹くとか活性化するにはどうすればよいか、のほうがうんと知恵を絞ったり工夫をする必要があるでしょう。