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テクノロジーとライフスタイルの未来を夢想しよう

SOAをめぐるアンバランス

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先日、あるシステムコンサルタントの方をお訪ねした際に、興味深い指摘を聞いたので、ここに書き留めておきます。
それは、

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「SOAは雑誌などで盛んに話題になる、いわゆるハイプ曲線(*)の流行期やその後に続く反動期を経て、今まさに実需要が高まっている領域に入っていると考えられます。しかし、流行期のバブル的なものに対する反動と、SIerの視点では単なる一技術要素であったり、それこそオブジェクト指向の果て無き助走の疲弊感から、あまり期待されず、むしろ軽視しているようです。従って、充分なリソースが配置されていません。一方、ユーザ側は技術の目線ではなく、業務の観点でなにをどうしていくべきかを考えており、その結論としてSOAにたどり着いています。そういうわけで、企業の情報システムが求めている本来の意味でのソリューションをSIerをパートナーとして追求することが難しいのが現状になっているのです。SOAをどう生かすかという出発点の発送がずれていることと、実装するための技術者が実はあまりいないのは、今後問題でしょうね。」

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というもの。

なるほど、そういうことになっているんだ。。。
このギャップはこれから、どう解消されていくのでしょうかね?

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*)
ちなみに、”ハイプ曲線”については、googleで検索すると、栗原さん(ガートナー時代)の書かれたITmediaの記事一番に表示されますね。こちらをご覧ください。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/0107/30/01073006.html

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