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ノロウイルス流行と牡蠣値下がり

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やはり、そうなったか。。。

このところ毎日のようにノロウイルスが原因とみられる食中毒のニュースが巷を騒がせています。
かくいう、当社内でもそれらしい被害が続出。昨晩は、うちの親父があわや入院か?とバタバタでした。(いずれも大事には至らずよかったです。)

さて数日前、TVのニュース番組でノロウイルスがトピックになっている時に、背景映像が『生牡蠣』なわけです。

確かに、ノロウイルスは牡蠣など二枚貝に繁殖しやすく、牡蠣といえば、それこそ河豚よりも当たる可能性が高い(まあ毒性の強さが違いますけどね)という認識が広まってはいます。

ただ、今回被害が広がっているノロウイルスのすべてないしは大半が牡蠣由来というならともかく、そうでもないのに連想するイメージというだけで、影響力の強いTVニュースで安易に牡蠣を象徴的に使うのは問題ではないでしょうか。

「あー、これじゃあ牡蠣の養殖とか、牡蠣なべとかで商売している人たちは怒るんじゃないかなあ?」と思いながら見ていたのですが、実際、牡蠣の卸値が相当下落しているそうです。

2006/12/18-17:19 カキ価格、急落=ノロウイルスの風評?(時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2006121800683

もちろん、あのニュースだけが原因ということでもなく、ノロウイルスから牡蠣は連想され易いので、なんとなく敬遠するという流れもあるでしょう。
実際、周りでも、”とりあえずしばらく牡蠣は避けておこう”という会話はよく耳にしますし。

いずれにしても、何かをわかりやすくするために、あるいはイメージを掴みやすくするために、雰囲気を盛り上げるために、象徴的なビジュアルを利用することは有効な手法です。
それこそ、ERPベンダーのWebサイトにPCを操作しながら仕事をしている人たちの写真を使うとか、営業支援システムのパンフレットに、ガッツポーズのビジネスマンが登場するというのも同じです。

ただ、このときに気をつけなければならないこととして、その有効性の裏で、誤解を招いたり、誰かを傷つけたりしはしないか、ということを一度確かめてからというのがあるんだろうな、と考えました。

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