プロマネ/コンサルになりたいか? あるいはアーキテクト?
「アーキテクトになりたいという人はたくさんいるが、プロマネになりたい人がはあんまりいないんですよ。」
とある企画会議の雑談で出た話。
あれ?
そうなんだ。(゜o゜)
一昔前の常識だと、PG⇒SE⇒プロマネあるいはコンサル、でなければまあいわゆる管理職・・・
というキャリアパスがエンジニアが出世するとか所得を上げる道筋というようなイメージで語られていたように思います。
(そういえば、もう一世代前になると、プログラマー35歳限界説なんてのもありましたね。)
実際、システムエンジニアに限らず”キャリアアップ=ゼネラリストへの道”というような考え方が大勢を占める中では、専門家、スペシャリストはどういうわけか一段低く見られる傾向があったと思います。
同時に、キャリアアップして何になりたい?というとコンサルタントという答えが返ってくることも多かったのではないでしょうか。
一応、コンサル出身の見解としては、”そんなに憧れるような職種でもない” なわけですが、それはさておき。
アメリカでは、それこそスーパープログラマーのおっちゃんとかが存在していたり、それぞれアーキテクト、コンサル、その他多様な専門分野で相応な敬意と待遇を受けて仕事している人たちがいるのに、日本はそうじゃないのは問題なんて言われてましたっけ。
開発を続けたくても管理職になって予算管理とかさせられていやになっちゃうとか、あくまで現場にこだわろうとすると、待遇が頭打ちになるとか、そんな常識がまだ続いていると思っていたのですが、どうも違ってきているようです。
さすがに最近は、マーケティングの仕事に関わっていることもあり開発者の生なところからは少し遠ざかっていたせいで、少し浦島太郎になっていたかもしれません。もっとも、ITに関わるマーケティングをやっているということは、製品やサービスの作り手、売り手、そして買い手として、技術者層のことを理解していることが求められます。(相手の気持ちになって考えたり、行動しないとマーケティングはできませんから。)
そういう意味で、もっと技術者のみなさんと出会う機会を増やしたり、とりまく状況にキャッチアップしなければと思いました。
この件をつらつら考えていたときに、フューチャーシステムコンサルティング社がフューチャーアーキテクトに社名変更するというニュースをみかけました。コンサルからアーキテクト、これも若いエンジニアの志向の変化に対応したってことでしょうか?