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ブログを排除せよ?

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「ブログはその性質上、今日の検索エンジンのソートのロジックでは上位に表示されやすい。」
従って、マーケティングにブログを活用するのはとても有効なのだ。

というのが、まあWebマーケティングの半ば常識として語られ、いわゆる”社長blog”などを立ち上げている、立ち上げたい、という話はひきもきらない。

少々前のニュースなので、もしかしたらAlternativeBlogでも既に話題になっているかもしれないが、恥ずかしながら今日の日経朝刊で目にとまったニュース。

「goo検索に“ブログは除外”機能」(ITmedia News 2006/7/31)

”Web検索結果にブログを含まないようにするオプションをgooが追加。結果の上位をブログが占め、キーワードによっては目的の情報にたどりつきにくい場合があることに対応した。”

NTTレゾナント(gooの運営会社)のプレスリリースによると、

” 昨今、インターネットにおいて、ブログなどの一個人が情報を発信できるCGM(Consumer Generated Media:消費者発信型メディア)が、重要なコンテンツとしての役割を果たす一方で、NTTレゾナントで実施したユーザアンケート等において、検索キーワードによってはウェブ検索結果の上位をブログが多く占める場合があり、その結果ブログ以外のサイトが見つかりにくくなってしまい、求めている情報に辿り着きづらいとの声を頂いておりました。
 そこで、ユーザからのニーズに応え、ウェブ検索の満足度の向上を図るため、ウェブ検索を行う際にオプション設定によって、検索結果に含まれるブログを非表示にできる機能を追加します。”

なるほど、確かにそれは一理あり。

ブログの記事も玉石混交、オフィシャルな情報を探そうという時に、bloggerたちのフィルターがかかったそればかり提示されても困る。そんな声が大きかったということらしい。

もっとも、条件設定で「ブログを含まない」をチェックした場合に有効であることに加え、ブログ検索専用メニューもあることから、Webマーケティングに対して実際のところ劇的なインパクトがあるわけではなさそう。

とはいえ、このニュースが気になるのは、

① 情報ソースとしてブログは邪魔であると考えている人が少なからず存在するらしいということ。

② 検索エンジンの公式なサービス(のオプション)としてブログを排除することを是とする判断を主要なサイトであるgooが下したということ。

の2点。

Web2.0とかマーケティング2.0とか、そういう発想の流れからすると、産業革命の時代の打ち壊しにも近い動向ではなかろうか。

果たしてこれは、
ユーザのニーズがあり、そのニーズに応えただけのことなのか?
あるいは、時の流れに棹差すものなのか?
(訂正07/08/13)

あるいは、時の流れに逆らうものなのか?

とても興味深いニュースではないかと思う。

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どうなんでしょうかね?(゜-゜)

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