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リスナー、アーティスト、ビジネスの3つの視点で音楽の未来を考えます

CDの人気はやはりまだまだ高いようです

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アメリカの市場調査によると、音楽を聴くのにCDを買うという人がダウンロードで聴くという人を上回ったそうです。

http://tb.itmedia.co.jp/tbs/news/articles/0705/23/news017.html

楽曲購入の際にCDを買うとの回答が64%で、ダウンロード購入(41%)を上回った。

ただし、この数値をどう見るかというのは注意が必要で、まだまだCDが売れると解釈するのは早い気がします。本当は同じ調査結果が過去数年分無いと何ともいえない気がします。CDを買う人が今64%なのに対し、去年や一昨年からの推移(下落率)がそこそこ大きければ、これからもっとダウンロード比率が増えることが予測できますがし、逆にもしダウンロード伸びたのは数年前の話で、むしろここ1年ぐらいは伸びが鈍化してきているとすれば、CDがダウンロードに変わっていくスピードは思ったほど速くないということになります。

そもそも、CDの売上高をダウンロードでの売上高が上回っているのは韓国ぐらいらしいので、この結果も現時点で当然と言えば当然かのかもしれません。

ちなみに、monstar.fmの場合で言えば、CDを販売しているアーティストがダウンロードに比べると20%ぐらいしかいないのですが、それでも売上金額で言えば、CDとダウンロードは同額ぐらいになってます。これは、CDの単価が単純に高いからというのもありますが、日本では海外以上にまだまだCD文化が強く、かつインディーズファンはコアなファンが多いので、「そのアーティストの作品を所有したい」というモチベーションが強いのかもしれません。

私の場合は、同じ値段であれば歌詞やカードが付いている分CDを買いますが、あとはよほど好きなアーティスト出ない限りはネット中心になってきています。 今日のBGM♪ Oleo by makiko

軽やかで素敵な曲です。バイオリンの音がまた良いです。「追いかけっこ」というキーワードなんかも付いてますね。


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