海外学会への出発
7月13日、学会のために成田を出発して先ずダラス、テキサスに到着。成田11:30発だったので、JRだと丁度よい電車がないため、船橋から京成線に乗り換えて無事成田に着く。京成線は成田空港に勤めている人たちも使うので、成田空港まで割と混んでいる。
ダラス行きのアメリカン航空便は、ベトナム人も数名乗っていた。それと、日本の女子ソフトボールチームのメンバーと一緒になった。米国のチームと試合をするよい。メンバーが英語を話せないようなので、ツアーの付け沿いの人が大変なそうだった。特に、なぜか席が離れているので、室内を歩き廻って説明をしていた。案内される方は割りと簡単だが、グループを案内する方は大変だ。
時間よりも少し早くダラスに着いた。米国に行く時は、日付変更線を超えるので、出発した日と同じ日に付いてしまう。なお、西海岸だと、成田を出発した時間よりも早い時間になってしまう。何か得したような気分になるが、帰って来る時には反対に一日損をするのだから、実際には変わらない。
話は戻るが、ダラス空港は米国で一番広い空港だ。見ると本当に広い。成田の数倍もあるそうだ。ターミナルビルは4つの分かれていて、成田のターミナルAのように、モノレールを乗る。ただ、4つもターミナルを山手線のように内側と外側で廻っている。
乗り換えに1時間しかない。国内だとただ乗り換えのゲートまで行けばよいのだが、海外からだとまず入国審査と荷物の検査、再預けがある。もう少し時間に余裕を持つこともできたが、次の便が3時間も後になる。そうなると最終到着地に着くのが、夜になってしまう。それにそれだけ待つ時間があると、居眠りしまってミスを起こす可能性が高くなる。それで、無理にこのスケジュールにした。
以前にサンノゼに行った時の事を思い出してしまい、綿密に空港内のことを調べていた。成田からサンノゼに行った時、入国審査で1時間以上も掛かった。米国市民の人のようには、列が3つもあるのだが、それ以外だと1列。それも9/11の後だったので厳密に審査をしている。30分経過したら乗り継ぎの人を優先することにした。これは航空会社からの依頼だったのだと思う。しかし、そのために乗り継がない人がさらに遅くなった。だけど、なぜ市民の人に3列で、それ以外の人は1列なのか。米国の人の方が少ないのに。早く終わっても、こちらの処理をしてくれない。これは嫌がらせのようだった。
こんな思いがあったので、南米のダラスだとなおわら外国人に嫌がらせがあるのかなった思って心配だったが、外国人向けのカウンターが多く設けられていた。各列には3人程度しか並ばなくてもよい。そんなことで、思ったよりも早く入管でき、荷物の順調に処理ができた。出発ゲートには20分前に付いて、余裕たっぷり。
ここまでは良かったのが、待っているとトイレに行きたくなった。見回すと、直ぐ近くにサインがあるが、工事中になっている。使えるトイレは案内もあるので、行くことにした。ここでまたダラス空港も広さを実感させられる羽目になった。歩いても、歩いても付かない。それよりもゴルフカートのようなものを走らせて、年寄りなどをゲートまで運んでいる。私は歩くのが早いとよく言われるが、それでも片道10分も掛かってしまった。
歩いていて目に付いたのは軍人さんの多いこと。ダラスに軍事施設があるためた、軍の制服を着ている人が多い。アフガンやイラクは砂漠地帯なので、行く前に同じような環境であるダラス付近で訓練でもしているのかな。今日も日中は40度になるらしい。空港内は冷房が効いているので、涼しいが、一歩外にでたら地獄だな。
オーランドへの便ぬい乗り付いて、無事にホテルに着いて。これがまた空港から遠い。事前にホテルに空港からの乗り物に付いて問い合わせたら、シャトルバスを紹介してくれた。それで、空港からホテルまで予約しておいた。シャトルバスとは相乗りのタクシーのようなもので、予約するとその方向に行く人達を相乗りをする。空港に近いホテルに泊まる人は、最初に下ろされるで便利だが、今回の私のように遠い人は他に人達のホテルを廻った後になってしまう。台湾に行った特は同じような仕組みのバスに乗ったが、その時も最後になってしまった。
個人旅行だったら、自分の好きなところに泊まれるが、学会となると皆で同じ所に泊まることになる。それに今回は時期的にもう発表できるのはこの学会しか無かった。多くの学会は秋や春までに論文を出さなければならない。待つことも出来たが、遅らすとそれも問題になってしまう。
今回の論文の内容はサービスの粒度。多くのコンサルタントがサービスの設計を売りにしているが、コンサルタントがプロジェクト毎にサービスの粒度を決めてサービス設計をしている。小さいプロジェクトだとこれでも問題はないが、大きなプロジェクトや長期的に企業でのSOA運動を考えると、プロジェクト毎にサービスの粒度が変わってしまうと、サービスの再利用ができなくなってしまい、少し粒度が違った類似したサービスが作成されてしまう。こうなると、SOAは失敗になる。プロジェクト毎にSOAが成功しても、企業でSOAが失敗するとはこのことである。
このようにならないためには、サービスの粒度を決める要素を事前に企業内で決めとく必要がある。このサービスの粒度を決める要素とは何かが今回の論文の内容だ。SOAプロジェクトが成功に終わっているにも関らず、SOA運動が失敗に終わっていることが注目された今、早く論文を出したかった。
また、その他にもビジネスプロセスの柔軟性とはどのようなことなのか、ビジネスとITの整合性を取るとまにはどのようなことをしたらよいのかっと言う論文も早くだしたいので、その基盤となるサービスの粒度の論文を早く出したかった。