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アジャイルの目的はソフトウエア開発価格を下げることではない

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時々、設計が完璧にされた場合はアジャイルで開発するよりもウォータフォールモデルで開発した方が開発コストが安くなると言う発言を聞くことがある。これはアジャイルの場合のように部分的に開発を行うよりも一括して開発した方が効率が良いっと言うことがよく挙げられる。

残念ながら、アジャイルを採用する目的はソフトウエア開発コストを下げることではない。ビジネス価値を短時間で生みだせるようにすることである。企業にとってソフトウエアを開発する理由は、ビジネスの売上げを上げることである。長い時間を掛けて新しいビジネスサービスを顧客へ提供できるようにするよりも、部分的でも短時間で新しいビジネスサービスを顧客へ提供する。勿論、顧客へサービスを提供するので売上げも発生する。要するに、ウォータフォールモデルでビジネスサービスを新規開発するよりも、アジャイルの方が同じ期間で売上げが多くなることができる。

海外でアジャイルが採用されているのもこのように短期間で顧客へ提供できるビジネスサービスを作成するためでが多い。

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