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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

スマホとの付き合い方〜人の話を聞かなくなった社会〜

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 食事のとき、飲んでいるとき、一緒に歩いているとき、テレビを見ているとき、車に乗っているとき、仕事の話をしているとき、いつでもどこでも、スマホは近くにある。
 どれだけ、いい話をしていても、どれだけ、深刻な話をしていても、どれだけ、親密になりたくても、スマホを気にする人がどれだけ多いことか。何も鳴ってないのに、スマホをチラチラ見る人すらいる。

 振り返ってみると、スマホを近くに置かず、気にすることもなく、まともに話をすることって、もはやほとんど記憶にないぐらい。右手にスマホを持ちながら、Apple Watchがブルブルさせて、それを見ながら話を聞いている。この状態で、どれだけ相手の話が入っているだろう?
 これが、どれだけ、相手に失礼なことなのか?その、会っている時間は本当に必要だったのか?と思ってしまう。

 なんとも悲しい社会だ。

 この話は自分への戒めも込めて書いているが、私のスマホは、通知がほとんど来ないように設定してあり、人と話すときには、スマホはカバンに入れておき、手元には置かないようにしている。Apple Watchは外してないが、スマホの通知がほとんど来ないようにしている以上、鳴ることはほとんどない。これで、十分失礼がないのかも、また考えなければならないと思っている。
 自分の対策はそれはそれで大事だと思うが、そもそも、そんなに緊急かつ重要な情報ってあるのだろうか?重要なことなら電話がかかってくるのではないか?そう考えれば、そんなもの気にする必要なんてないのではないか?世の中の情報で、本当に大事なことなんて、ほとんどない。普通に生きている、ほとんどの人にとって、芸能人が誰それと結婚したって、総理が変わったって、電車が止まったって、アメリカ軍がアフガンから撤退したって、そんなに緊急性も重要性もない。会社の仕事も、メールやチャットで送られてきている程度のものは、これも、緊急性も重要性もないと判断していい。会社で社員全員で飲んでいるのに、どんな情報が重要だと思って、スマホを見ているのか?
 緊急かつ重要なことなら、電話をしてくればいい。。。

 ましてや、SNSの情報なんて、ほとんどどうでもいい。私も仕事上、使ってはいるが、通知は一切でないようにしている。こんなものを重要視しているから、デマに踊らされることになる。こういった重要性の低いものは、気付いたときに、暇であれば見るぐらいでいい。個人的には、時機を見て退会しようと考えている。

 情報について、こう考えれば、スマホとの付き合い方も変わるのではないか?

 スマホとの距離を適正に保ち、もう少し、人と強く、親密に、いい付き合い方をする世の中であって欲しい。

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