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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

先生にしこたま殴られた話

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 僕は、人と違うところで、つい笑ってしまう変な癖がある。まったく悪気がないのだが、人が笑わない部分で、ちょっとツボに入ると笑ってしまう。他の人は一切笑っていないのに、自分だけ笑っているということも多い。
 そんな僕は、中学のとき、長野の松本に住んでいた。松本は、今はどうなっているのか、知らないが、昔は、結構、ガラの悪い子が多い地域だった。短ランにボンタンという学生が多かったし、先生を殴って通学停止になった先輩もいた。僕の担任は、美術の先生だったのだが、クラスの生徒全員に嫌われていた。あるときには、クラス全員の女子に、授業をボイコットされるほどだった。そんな担任だったのが、内容はまったく覚えていないが、何かを生徒に話したときに、どこか僕のツボにはまって笑ってしまったことがあった。担任は、馬鹿にされたのかと思ったのか僕を、隣にあった社会科教室に呼んで、説教を始めた。ところが、また予期せぬことが起こってしまった。悪いときには悪いことが重なる。担任の説教中に、言葉を噛んだのだ。。。笑いを堪えてはいたのだが、つい、ちょっとだけ笑ってしまったのだ。すると横にいた社会科担当教師が、
「お前、なんで笑った?」
とヤクザのような顔で、ヤクザのように言っていた。
「つい。噛んだところで、、、」
と言うか言わないかぐらいで、ビンタの嵐。

 現在であれば、大問題になることが確実。しかし、昔の教師と生徒の関係は今とは違って、不思議と恨みはなく、感謝の気持ちしか、今はない。。。なんて、絶対に言わない。100%、恨みしかない。

 そう、暴力は恨みしか生まない。今は、先生の暴力はおそらくは、ほぼないのだと思うが、「内申点で縛る」と言う、陰湿な暴力がまかり通っている。日々の生活態度はもちろん、日々ある小テストの点数、もちろん中間テスト、期末テスト。音楽や体育も、テスト、テスト。今の子供は、本当に忙しそう。個性を大事にすると言うのは、言葉だけで、画一的な教育。個性を完全に殺している。不登校が多くなるのもわかる気がする。偏差値教育が日本国民をダメにしたと言う大前研一氏の論に大賛成だ。ドイツでは、半日で授業が終わるらしく、じっくり自分で考える時間があるようだ。また、北欧では、ディベートの時間も重視され、ロジカルシンキングや、人との調和などを学べるようになっているようだ。日本はいまだに、暗記一辺倒の教育。たて笛もいらない(前回のブログ参照)!!明治維新の頃同様、もう一度、欧米の制度を研究し、教育のシステムを大刷新した方がいい。このままでは、こじんまりした子供しか生まれない気がする。100%この教育のせいだと思うのだが、社会人になっても、甘えた発想しか持たない、最低限の知識、最低限の技術も持たない、若者が増えているようだ。

 ということで、当時の先生が、もしまだ元気に生きているようなら、謝りに来てほしいと思っている。。。

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