日経おすすめより高コスパで満足いくDC扇風機 停滞の大手メーカー、市場を革新したベンチャー、いぶし銀の実力派メーカー
30度前後の日が続き、夏を意識する今日この頃。一週間前=5/27の日経プラス1「扇風機 心地よい眠りいざなう」が目を引いたのですが、我が家が使う扇風機メーカーはなし。3万円台と2万円台がほとんどで、お値打ち感のある商品が欠けている。ので、簡単に紹介します:
ウチのはユーイングのFando UF-DHR30G(2014発売) 1万円台で、価格コムで記されているように満足の一品。
・この後継機種は、UF-DHR30Jホワイト(13,800円)/レッド(15,840円)です(2016年発売)。
・最新機種は、UF-DTR30Kホワイト(19,000円)です(2017年発売)、この前の機種がUF-DTR30Jホワイト(17,533円)です(2016年発売)。
・あと、2015年発売の兄弟モデルに UF-DTS30Hホワイト(13,800円)/レッド(13,518円)がある
ユーイングのDC扇風機は、お手ごろ価格で、機能・性能・使い勝手とgoodです。モーターは日本電産製とかで優秀。いくつもモデルをあげたのは、価格差ほどの差はないので旧年式を選ぶのがお得かと思いまして。
米国シリコンバレーで活躍の吉川 欣也さんもユーイングのユーザーです。「iPhoneのあそことあそこの部品もユーテックさんが絡んでいたりします。日本にはいぶし銀的ないい仕事をする会社が黒子的にたくさん存在するんですよね。ちなみにこのDC扇風機、シリコンバレーの我が家でも活躍中です。静かでいい風作りますよ。」とのコメント。
もちろん、日経プラス1で一位のバルミューダのザ・グリーンファンは革命的で、すばらしい商品です。でも(色により)3万7千円~4万4千円します。
日経プラス1で(サーキュレーターを除く)唯一の一万円台の扇風機は、アビックスのAFL-330R(14,616円)です。小生は使ったことはなく、レビュー不足でなんとも言えません。
廉価版でもっと安いDC扇風機を、という方には、アイリスオーヤマのLFD-304L(5,531円)ですね。前のモデルを使ったことあり、ユーイングより明らかに劣りますが、最低限のお仕事はしてくれる扇風機です。値段を考えたら、お買い得と言えるかも。
さて、「DCモーター搭載扇風機」って何?なぜDCなの?と思う方もいるかもですね。2・3千円台からあるACモーター扇風機と比べ、桁が一つ増えても買う理由は?
DC=直流モーターならではのメリットは、
1. 風量がフレキシブル・・そよ風のような優しい風で、身体への負担も少なく。
2. 静か・・寝ていても快適。
3. エコ=1ヶ月の電気代が100~150円安くなる。
これに加え、羽根などの工夫や、上下左右の首振り、センサーで自動ON・OFF、操作パネル・リモコンの改良など、グレードアップしてます。
首振り機能がアップしたモデルは、(エアコンと組み合わせた)サーキュレーター
としても使えますね。
ユーイングのサイトから、参考例を以下に:
昔は、東芝、松下などが頑張って製品を開発しつくっていた扇風機ですが、だん
だんとメインの商品ではなくなり、カンタンに言うと、各社が手を抜いていって、
つまらない商品分野になったんですね。
そこで、山善など規模の小さいメーカーが力を入れて、扇風機市場をかなりとっ
ていきました。高コスト体質の大手メーカーよりコスト構造で勝る、お値打ち品による攻め方。でも、従来型の改善どまり。
そこに、2010年にバルミューダさんが初めてDCモーターを採用した扇風機を世
に送り出してイノベーションを起こしたのです。で、高価格の商品に生まれ変わった扇風機市場に、2014年頃から各社が一気に新製品を出してきたのです。
なので、大手ブランドだから技術が優れているなんてことはありません。まさにベンチャー企業が創造した市場に、後発で大手が慌ててやってきて、商売をしようと動いてる、というのが扇風機の市場についてのカンタンな説明となりますかね。掃除機のダイソンほどの経済インパクトはないですが、同様な話です。なので、大手はまだバルミューダに追いつけないのは当たり前なのです。というわけで、お金払うのをよしとするならバルミューダ、そうじゃないなら小生のように大手メーカーじゃない選択の方がコスパはいいわけです。ユーイングのように知られていないが、いぶし銀のメーカーがあるのは日本の素晴らしいところですね。
では、快適なサマーシーズンをお過ごし下さい。