WIT2016 旅行というドメインフォーカス、イベントの革新性
WIT JAPAN & NORTH ASIA 2016のレポートのラストです。色々と考えさせられるイベントでした。
まず、旅行というドメインへのフォーカス。
例えば、ネットとスタートアップといったら、真っ先に旅行とは出てこない人が多いでしょう。しかし、インターネットの時間の25%がFacebookで使用されているが、その40%が旅行なんです。旅行はFacebookの投稿で最も多いテーマとか。ユーザーの70%が1つの地域から別の地域に移動した際の投稿でステータスを変え、52%の人がそこで発見したことを発信。「計画から予約、体験、事後を共有する。あらゆる旅行のプロセスにFacebookがありたい」とフェイスブックAPACヴァイスプレジデントのダン・ニアリィ氏は言う。
ちなみに、Googleで日本旅行を検索する国民の1位台湾、2位米国だそうで。
とにかく市場が伸びている。日本のインバウンドの成長もすごいんですが、世界で年間5000万人も旅行人口が増加中。そして革新と変化。どんどんオンライン化し、インバウンドの6〜7割はすでにオンライン予約とも。小生がGeneral Atlantic時代にお手伝いしたPriceline.comはいまやどでかいOTA(Online Travel Agency)となり、日本にも力いれてますしね。
この中で、既存の企業は?日本のOTAは?
ピンチかチャンスか、これからが楽しみです。ま、現時点をみると、既存のオンラインも、昨日書いたvacation rentalベンチャーもそうですが、日本が押されている感があります。
さて、この市場に他のスタートアップや大企業がinnovationを新結合でつくることができるか?AIの適用とかまだまだですが、今後をみていきたいです。
次に、イベント自体の革新性。
テーマフォーカスは既に述べたが、オール英語、スタートアップと大企業の融合、という面では革新的というか先駆ですね。回を重ねて、かなりいい感じになってきてると思います。
参考記事(小生のブログ):
WIT2016面白かった BootCamp/スタートアップピッチ
中国最大の民泊スタートアップ Tujia CTO Melissa Yangの話@WIT2016
以下は、初日終わってネットワーキングパーティ@雅叙園の模様。近ツーなど大企業スポンサーが頑張ってくれました。