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多摩大@MBA Expoの模擬授業 あっと言われた「ハイプサイクル」

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11月7日「MBA EXPO TOKYO 2015 Autumn/Winter」@TKPガーデンシティ竹橋で、多摩大MBA代表で模擬授業「イノベーションの実践知 なぜ新事業で失敗するのか?」をやりました。

知識があるようで実践に弱い人が多くいませんか?当大学院は『イノベーターシップ』を掲げ、変革を起こすしたたかな実践知を身につけることに力を入れます。新事業の失敗と成功の要件について議論する模擬授業で、実学MBAのエッセンスを体感して下さい。
というもので、意欲ありそうな方々が受講に集まりました。

いくつも質問が出たのですが、最もワオ!と言われたのは、イノベーションの常識とも言える、ガートナーのハイプ・サイクルでした。講義の一部をスライドシェアしました↓

HypeCyclePlane.jpg

これがガートナーのハイプサイクル↑

講義では、グルーポン/ポンパレに代表される、共同購入クーポン事業の例を出してます。小生が日経さんの依頼で2010年の秋にやったセミナーのスライドを使ってますが、これ以降もこの事業に参入が続いたのにはあきれたものでした。

ハイプ・サイクルをまだまだ知らない人が多いようで、「これから急降下するものに、我社がいま取り組んでいる事業テーマが入っているんです!」という受講者コメントも。それはそれで対処の仕方もあるのですが、人間の心理とは恐ろしくまた不可思議で、同じような過ちを続けるものなのです。

だからこそ、実践的な知が大切なのです。知らなきゃコケる。

DSC07730a.JPG

講演中の筆者...
・スケーラブルな事業と示すにはどうすればよいか?
・まだ顕在化していない市場のアセスメントはどうするのか?
...よい質問がいくつも出てよかったです。

MBA志望者とにこやかにQ&A...学び続けることは大切! 他の大学の先生から、〇〇など大人数クラスのMBAは損ですね、多摩大MBAは少人数だから生徒さんにとっていいですね、との言葉も。小生の「実践アントレプレナーシップ」も8-10名で濃く学べます。

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