始動サロンで事業創造の議論 「うんこ学会&ヘルスケアHack」やりました
始動 Next Innovator 2015なる経産省肝いりでWiLなどが実施の起業家・イントラプレナー育成プログラムのサポーターを務めているのですが、「始動」サロンで「うんこ学会&ヘルスケアHack」と題したセッションをやりました。
一応のりとを言っておくと、経済産業省グローバル起業家等育成事業『始動Next Innovator 2015』における
始 動カフェ「知の振幅テーマサロン」という長い名称なのですが、グローバル な新規ビジネスを創出しうるイノベーターを育成することを目的としたプログラ ムです。小生が担当したのは、 「知の振幅テーマサロン」の二つの回...もう一つは別の機会に書きます...あるテーマを参加者全員で議論する場。プログラム参加者約120名の内、希望者30名程度が集まるもの。
普段会えない人、議論しないテーマ、というワオ!な驚きの人・テーマでやって欲しいとのWiL松本さんからの依頼により、8月17日の回は、「うんこ学会&ヘルスケアHack」と題して、次のお二人を招きました。
■木野瀬 友人
慶應義塾大学総合政策学部卒業。2005年から株式会社ニワンゴ取締役共同創業者、2006年から株式会社エクストーン取締役。ヘルスケアハッカソンや「日本うんこ学会」の中心人物。
■石井洋介 日本うんこ学会会長 これらの記事に書かれています
「うんこ」のゲームで大腸がん検診の普及!?
「日本うんこ学会」はムーブメントを起こせるか
選び抜かれた精鋭20数名が集まったのですが、石井先生と木野瀬さんの話が圧倒的でした。的確な知識と、山積みの問題をなんとかしようというパッション、そして自由な視野を持っての大きな世界観は、頭抜けており、その辺のヘルスケア新事業の議論を大きく超えた内容となりました。石井先生と木野瀬さん、感謝です!
医療に救われ、そこから医を目指し、一人の医師を越えて社会の問題を解こうとする石井先生のパッションと頭脳は、現場感とマクロの両方の視点から、アホな話が一切なく、鋭角に刺さりました。
一方で、市場・ユーザーの視点から、受け入れられてなんぼ、という結果志向が明確。それゆえ、おバカなゲームなどを木野瀬さんのダメ出しを受けながらつくっているというコンビです。
出てきた問題は数多く、ここでは書ききれませんが、それを体験できる機会があります。木野瀬さんたちは、ヘルスケアハッカソンなどの試みをいくつもやってますが、直近では、10月3日にデジタルヘルスラボ・プロジェクト キックオフイベントがあります。これは
10月3日(土) キックオフイベント開催 / チームビルディング
10月中旬~11月上旬 開発期間
10月17日(土)18日(日) ハッカソンイベント 会場:日本橋
などと続くものですが、とりあえず10/3に行ってみてはいかがでしょう?
ちなみに、DNA診断ビジネスがひところ騒がれ、ベンチャーや新事業が産まれましたが、マクロでみればその前の問題の方が大きくて木を見て森を見ずなソリューションが多く、期待された目標に至るスタートアップはそのままではあまり考え難い、との議論もあり(もちろんミクロには意味ある部分もありますが)。といったように、ビジネスのコンセプトやモデルについても、こういうコミュニティにいて活動すると、研ぎ澄まされてくるでしょう。
木野瀬さんも「新規事業担当者はヘルスケアの知識をより深める環境にいてもらいたいし、ヘルスケア産業としては他業種の連携まだまだが足りないです。このような会(始動サロンや上記イベント)を通して、皆様が共に成長していければと思います。」と言ってます。
興味が湧いたら、行動あるのみ!
石井先生と木野瀬さん...ありがとうございました! また何かやりましょう。
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