安倍総理とお話ししました ~起業大国を目指して~
9/10に起業家4名とともに安倍総理と意見交換をさせていただいた。
これは本会合をアレンジした塩崎議員のサイトにもレポートされている:2013/09/10(火)
アジアNo.1の起業大国」を目指して 【東京・総理官邸】
日本を代表するベンチャーの代表者の方々を交え、安倍総理と昼食懇談。各省ばらばらになっているベンチャーや起業に向けての政策を政府一体となって取り組み、「アジアNo.1の起業大国」を実現するための諸提案を行う。
小生が本件に関わったのは、ダイヤモンド・オンラインの連載「インキュベーションの虚と実」の記事「ちょっと待ってよ、安倍総理!これじゃ的外れ バラバラ出てくるベンチャー施策の“なぜ!?”」がきっかけだ。小生は、このタイトルを読み上げ、総理に「起業」への日本社会での重要性と冷視、そしてポテンシャルの大きさと国家戦略としての統合的な取り組みが鍵となることを説き、意見交換が活発になるよう努めた。細かい各論よりも、まず大戦略としての認識を喚起した。
概要については、塩崎議員のブログ「世界 No.1の起業大国」を目指せ」から引用させていただく:
今日、グローバルに活躍する最先端の起業家の皆さんと安倍総理とが昼食懇談を行い、極めて充実した意見交換が行われ、アベノミクスにさらに勢いが増すのではないか、と参加者一同、等しく感じた。
総理と昼食を囲んだ参加者は、まず、「パズドラ」などスマートフォンのゲームアプリで世界のトップを走るガンホーの会長、そして起業支援企業のモビーダ・ジャパンの孫泰蔵社長。iPS細胞を使った網膜の再生医療等に取り組む(株)ヘリオスの鍵本忠尚社長。また、爆発的なユーザー数を誇る、世界に冠たるアプリ「LINE」の森川亮社長。さらに、電動バイクで各国に羽ばたいている、テラモーターズの徳重徹社長。そして、今日の懇談を発案、起業家への声がけをして下さった多摩大学客員教授の本荘修二先生、それに私だ。
30代、40代の若き起業家から率直に語られた失敗談、苦労話、そして政策提案。目線は常に世界市場。問題意識はとても鮮烈で、日本の明るい将来を感じさせる力強いエピソードに溢れていた。総理も何度もうなづき、「これ大事だな!」と起業スピリットの大事さに理解を示して頂いた。
皆の共通した提案は、まず第一に、安倍政権として、起業を応援する、という強いメッセージを発して欲しい、ということ。そして第二に、その意思を明確にし、政府が一体となって企業支援を行うため、官邸に「起業大国推進本部(仮称)」を設けるべきだ、というものだった。
「『アジアNo.1の起業大国』へ」。これは、私が本部長代行を務める自民党日本経済再生本部の「中間提言」で掲げた成長戦略の五つの柱の一つだ。しかし、今日の起業家の皆さんの思いはアジアに止まらず、「『世界 No. 1 の起業大国』へ」との勢いだったし、総理も大きくうなずいていた。
「初めに大リーグで野茂が活躍した事により、イチロー、松井、その他大勢の日本人メジャーリーガーが生まれた。日本人の特性として、圧倒的な成功事例があれば必ず後に続く。だから、是非安倍内閣が集中支援によって、ベンチャーの大きな成功事例を作って頂きたい」、との起業家達の揃った声に、総理もメジャーリーガーを育てよう、と決意して頂いたと思う。
アベノミクスが着実に成果を上げつつある中、若者による、リスクを恐れないチャレンジ、そして例え失敗しても再チャレンジができる社会、経済づくり、なかんずく起業を本格的に応援する事に関し、政府がやれること、やるべきことは山積だ。そうした起業の現場の空気を直接官邸に届けられただけでも、日本を代表するアントレプレナーの方々に集まっていただいた甲斐があった。雇用を一番生み出すのは、設立3年以内の企業。起業支援は、経済成長や税収の面だけでなく、雇用にこそ大きな効果がある。
「世界No.1の起業大国」を目指し、自民党・日本経済再生本部での議論の深堀りはもとより、有志若手議員とのベンチャー議員連盟の立ち上げなどについても、実現に向け、急ごう。
昼食会は緊張が溢れるものでした…後半は闊達な意見交換ができました。
50分足らずの昼食会だったが、はじめの一歩としてやれた感はある。今後も、ねばり強く努力したい。
そんなの無理だよといった反応もある。しかし、あきらめたら、終わりだ。また、起業したい人はそんなのには関係なくやる、という声もあり。その通りだが、現状では他国と比べてハンデを負った状況を放置したままとなる。よりよい社会・起業環境にしようとする努力はしたい。アホと言われても、コツコツとやります。