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最近チャットツールが注目されています。話題に応じて複数の部屋をすぐに設定して社内や社外の人と適切なコミュニケーションを構築できるほか、タスク管理、大容量ファイルのやりとり、そして電話映話会議ができるタイプもあります。そんなツールを開発している会社での、チャットでワークする日々を皆様にご紹介します。

需要サイドの動きが強い、繁忙期直前の首都圏賃貸市場

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供給よりも需要サイドの動きが強い、繁忙期直前の賃貸市場

首都圏四半期版のHOME'Sマーケットレポートを発表しました。こちらは通常の月次とは別に、直近3ヶ月を確認しつつ、数年にわたる推移を振り返るレポートです。第3四半期版の対象は、2010年10月~12月となります。

首都圏の賃貸マンションは、平均敷金が10年9月の1.31ヶ月から10年12月の1.28ヶ月に下落しています。賃貸アパートでは、平均坪賃料は10年9月の0.70万円から10年12月は0.71万円に上昇、平均礼金も10年9月の0.57ヶ月から10年12月は0.58ヶ月と上昇しています。

総じて首都圏の賃貸市場においては、繁忙期直前における各指標の上昇傾向が例年通り現れていますが、かろうじて上昇しているという弱いレベルでした。

問合せのほうでは、賃貸マンションに大きな動きは見られませんでしたが、賃貸アパートでは、平均坪賃料が10年6月の0.73万円を底に10年12月には0.77万円まで上昇し、09年末のレベルまで回復しました。平均坪賃料については供給サイドの弱気ムードに比べると、例年通りの繁忙期前の勢いを持っていると言えます。



中古マンションの掲載平均坪単価は、第3四半期は足踏み状態

築10年未満の中古マンション掲載物件の平均坪単価は、この第3四半期で大きな変動はありませんでした。10年11月に168.56万円だったところ、10年12月が-0.7%の167.46万円とわずかに下落しています。

築10年以上の中古マンション掲載物件の平均坪単価は、10年3月以降9ヶ月連続で対前月比上昇を続けていましたが、10年12月に対前月比で-0.3%を記録しています。

中古マンション市場は09年夏を底に緩やかに上昇してきていましたが、前述のように直近で平均坪単価がわずかに下落し、足踏み状態となっています。問合せ物件の平均坪単価では、築10年未満で10年10月、築10年以上で10年10月、10年11月と、2007年10月を100とした指数が100を超えたものの直近では100を切っており、力強い需要とは言い切れません。



築10年未満も築10年以上も平均坪単価の下落傾向は変わらない、中古一戸建て

築10年未満の中古一戸建て掲載物件の平均坪単価は、この第3四半期は下落し続けました。築10年以上は10年12月に対前月比で+0.3%の97.88万円となったものの、わずかながら下落傾向です。

問合せ物件の平均坪単価はさらに下落傾向が強く、築10年未満では、08年12月を100としてこの2年間で最低の92ポイント台となっています。築10年以上の平均坪単価も08年12月を100として、10年2月を最後に100を超えることはなく推移しております。



HOME'Sマーケットレポート 首都圏2010年第3四半期版 レポート

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