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ハリウッドニュース補完計画14:ハリウッド版「AKIRA」の脚本家がついに決定?

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 あの大友克洋の名作コミック「AKIRA」は、原作者自身によるアニメ版「AKIRA」(88)も名作。だからほうっておけばいいものを、アニメ版公開直後から、ハリウッド版実写映画化企画が勃発。これまで何度も噂になっては立ち消えてきた。

 が、これが本格化したのが昨年。大手ワーナー・ブラザースが製作、「ザ・ウォーカー」のアルバート&アレン・ヒューズ兄弟が監督することが決定してから、どうやら本当に映画化に向かって進んでいる。

 とはいえ、現状はキャスティングも噂どまりで、正式発表はまだ。本年になって流れた噂では、「127時間」でアカデミー主演男優賞にノミネート中のジェームズ・フランコが主人公・金田の役をやるとの説も。フランコは31歳なので、年齢が上すぎると思うのだが・・・。

 また、「ザ・ウォーカー」でヒューズ兄弟と組んだミラ・クニスは、今やナタリー・ポートマンがアカデミー主演女優賞を取りそうな「ブラック・スワン」でナタリーのライバルを演じて注目を集めているが、彼女が「AKIRA」に出演するという噂が流れたこともある。

 そして、ここにきて浮上した新たな噂は、脚本家。なんと「ハリー・ポッター」シリーズのスティーヴン・クローヴスがリライトするとの噂。本作の脚本家については、すでにこれまで何人もの脚本家の名前が挙がっていて、昨年は「ヘンリー・プールはここにいる〜壁の神様〜」(未公開DVD化)のアルバート・トーレスが脚本を書くという噂も流れたのだが。

 しかしスティーヴン・クローヴスという選択は、悪くないかもしれない。「ハリポタ」の脚本も、第3作以降からは少しずつ原作を離れ、映画独自のアレンジが増加中。それに実はこの人は、ボー&ジェフ・ブリッジス兄弟とミシェル・ファイファーが共演した小粋な大人のラブストーリー「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」(89)の監督・脚本を手掛けた人物。ちょっとおもしろい脚本になる可能性も?

 とはいえ、実写映画にする必要があるのかどうか。まず、そこのところをよく考えたほうがいいと思うのだが。
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