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ハリウッドニュース補完計画7:「エイリアン」新作が始動、監督はなんと

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「エイリアン」シリーズといえば、79年にリドリー・スコット監督による第1作、86年にジェイムズ・キャメロン監督の第2作、92年にデビッド・フィンチャー監督の第3作、そして97年に「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督による第4作が製作されたが、その後はスピンオフの「エイリアンVSプレデター」とその続編に枝分かれし、本家シリーズはしばらく休止した格好だった。

 が、その新作がついに始動。昨年末、第1作の監督リドリー・スコットが自分がシリーズの新作を監督すると発言、内容は第1作の「前」を描く作品になると発表した。前編・後編の二部構成で、2013年と2014年の全米公開を目差すという。

 そこで、いつものように噂が続々。「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」で大ブレイクしたノオミ・ラパスが出演するとか、スペース・ジョッキーの名前が判明するとか、さまざまな噂が流れている。

 が、ちょっと待て。そんなことよりこの企画でもっとも気になるのは、リドリー・スコット監督が、なぜ今、この作品を監督するのか、ということではないだろうか。売れない監督が過去のヒット作の続編を撮るというのはハリウッドではよくある話だが、スコット監督は近年も「アメリカン・ギャングスター」「ワールド・オブ・ライズ」「ロビン・フッド」とヒット作が続々で、そのパターンには当てはまらない。ならばなぜ?

 そこでふと思い至るのは「3D」。映像派のこの監督が、今、「3D」を意識していないはずはなく、インドの3D映像会社に出資したという噂もどこかで見かけた。彼が「3D」で何かを撮りたいと思ったときに、意識が向かったのが「エイリアン」の世界だったのではないだろうか。

 あの「ブレードランナー」を撮ったリドリー・スコット監督が「3D」でSFを撮るーーそれだけで、その映像を体験しないわけにはいかない。この作品ではキャストもストーリーもそんなに重要だとは思えないのだ。

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