人の心を動かす動画クオリティの最低レベル

今からもう20年以上前の話になるが、インターネットでの動画配信が始まった頃、とても小さな映像でもザラザラとした映像でも動画らしきものが写っていればとりあえずは喜んだものである。
しかし、それからすぐにコンテンツ制作者の間で映像のクオリティがどのレベル以上であれば、見ている人の心を動かす事が出来るかに関心は移っていった。

実は、これは今も続いている話で、動画配信をする環境がドンドン整って行く昨今でも状況はまったく同じである。
つまりは、動画配信を行う環境が上昇するにあわせて、人の心を動かす事が出来る映像クオリティの最低レベルも上昇して行くのである。

振り返ってYouTube等の動画配信を見れば、人を集めているチャンネルと集められないチャンネルの決定的な違いは、内容以前に映像のクオリティである。やはり人が集まらないチャンネルは映像がキレイではなく、音声も聞き取りにくいものが多い。

したがって、ウケるための動画配信をするのであれば、ただ単純にスマホを置いて撮影して、音声もスマホの外部マイク任せでは現状は厳しい。とりあえずはスマホで撮影するにしろ、簡易であっても照明を付け、音声はマイクでの録音が必要だろう。外でロケをしたり、カメラを移動させたりするならジンバルは必須である。
(出来ればスマホではなくミラーレス一眼カメラ等で撮影する事をお勧めする)

しかし、これも今の話で半年1年もすれば、人の心を動かす動画クオリティの最低レベルはまた上がってしまうだろう。動画配信を生業とするのであれば(趣味でもいいけれど)、つねに注意しておかなければならないだろう。