さよならTV その1~タイアップ番組ばかりでホントにいいのか?
今回よりシリーズで、ネットやゲームに押されまくっている
TVコンテンツのあれこれについて語ってみたいと思います。
まぁ、予定は未定ですが。。。(^^;)
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お盆休みの期間中、何気なく地上波テレビを見ていると、
やけに斬新な?おもしろいクイズ番組を見ることができた。
そのクイズ番組の名は、「●●●●グ」としておくが、
ほとんどの出題問題は、
企業ロゴの一部や企業キャッチフレーズを見て、
その企業名を当てるクイズであった。
特に確認したわけではないが、
どうみてもコマーシャリズムに溢れる番組内容である。
これを見た私は、「上手く考えたなぁ」と感心してしまったが、
広告出稿が減り制作費捻出が苦しいとされるテレビ局にあって、
苦肉の策といえる企画なのであろう。
また、苦肉の策といえば、
実際の企業ロゴをコスチュームに付けたキャラクター達が活躍するアニメがある。
それは、深夜に放送されている「タイガー&バニー」だ。
スポンサーに支えられたヒーロー達が、
TV視聴率を気にしながら悪を退治するという
なんとも自虐的で皮肉なストーリーである。
これを見た時、
私は「ここまで居直るとは大したものだ」と唸ってしまったが、
こちらも事情は前述のクイズ番組と同じだろう。
このほか土曜日の朝の情報番組で、
やたら特定のアパレルブランドを紹介する期間があったりと
現在の民放テレビには、
どうみてもタイアップと思われる番組やコーナーが数多い。
これからも普通の番組中に、
「広告」を忍び込ませる手法が多くなることだろう。
別にこれらを否定するわけでもないが、
新聞の場合、広告記事のページは【全面広告】と欄外に記載されている。
これにならって、明らかなCMではないので、
この類の番組やコーナーには、
【タイアップ】などとテロップを入れるべきではないだろうか?
特に、限られた電波を利用している地上波放送局、BS局の
せめてもの責任だと思うがいかが。。。
とは言うものの、テレビは「腐っても鯛」である。
コンテンツを制作する能力は相当なものである。
制作費が少なくても、
制作スタッフ達は意地をみせて、
おもしろい番組を作ってくれることに期待したいものだ。