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日本の未来について悲観的な情報ばかりが飛び交う昨今ですが、一筋の光が明滅するのを最近実感します。それは成功企業の中に、アメリカ型経営とは一線を画す日本古来の伝統経営哲学がしばしば見出されるようになったことです。数百年の風雪に耐えて今なお顧客や社会に支持される老舗企業に特有な哲学や経営姿勢が、図らずも若いベンチャー企業群に見出される――その経営の在り方を「主客一如型経営」と名づけ、今後の日本の産業界をリードし、再生に導く存在になり得るものと期待しています。本ブログではこの主客一如型経営に関し、その原動力となる「不変と革新」というキーワードから解明してゆきたいと思います。

嶋田 淑之

嶋田 淑之

戦略経営協会理事・自由が丘産能短大教員・文筆家。 「不変と革新」「イノベーション」をテーマに新聞・雑誌・オンラインビジネス情報誌などで執筆活動を展開。国内外のイノベイター200人以上を取材し、記事化。「ビジネスメディア誠」でも2007年末より連載中(=「嶋田淑之の“この人に逢いたい”」、「あなたの隣のプロフェッショナル」)。

プロフィール

<現職>
 戦略経営協会・理事、自由が丘産能短大・教員、文筆家。

<略歴>
 1956年 福岡県生まれ。東京大学・文学部卒。
大手電機メーカー、経営コンサルティング会社勤務を経て現職。

 「不変と革新」「イノベーション」をテーマに、新聞・雑誌・オンラインビジネス情報誌などで執筆活動を展開。国内外のイノベイター200人以上を取材し、記事化。

 取材対象は、経営者(大企業・老舗・ベンチャー)、若手・中堅の企業内イノベイター、アーチスト、スポーツ選手、政治家、医師、弁護士、官僚、学者・研究者、宗教家など広範に及ぶ。

<理論的バックボーン>
 イゴール・アンゾフの「戦略経営論」、ならびに、嶋田淑之本人が、老舗企業の取材・研究に基づいて現在構築中の「主客一如型経営論」。

<最近の代表的論考>
1. 「伝統という価値~老舗企業に見る“守るべきもの”“変えるべきもの”」(C-magazine vol.50 p4~13、キヤノン)
2. 「今、求められるイノベーション~胎動する日本の伝統経営哲学」(ペストコントロールNo.147 p36~39、(社)日本ペストコントロール協会)

<主要連載>(連載開始順)
1.「イノベイターたちの横顔」(毎日コミュニケーションズ)
2.「不変と革新~その判断は正しいか」(フジサンケイビジネスアイ)
3.「嶋田淑之の“この人に逢いたい”」(ビジネスメディア誠、グロービス経営大学院)
4.「あなたの隣のプロフェッショナル」(ビジネスメディア誠)

<主要著書>(発刊順)
1.「わが子を中学受験で破滅させない法」(主婦の友)
2. 最新現代経営講座第2巻「経営戦略」(総合法令)
3. 最新現代経営講座第5巻「競争・連携戦略」(総合法令)
4.「戦略経営論」(産業能率大学)
5.「Googleーなぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか」(毎日コミュニケーションズ、共著)
6.「43の図表でわかる戦略経営」(毎日コミュニケーションズ、共著)
7.「ヤマハ発動機の経営革新」(ダイヤモンド、共著)

<主要なマスコミからの取材歴>
・テレビ朝日
・MXテレビ
・朝日新聞
・読売新聞
・東京新聞
・週刊ダイヤモンド
・女性セブン
・ダ・カーポ
・月刊「宝島」  その他多数。