オルタナティブ・ブログ > 若手コンサルタントの眼 >

プロジェクトの現場から気になったニュースまで、興味のあることを幅広く。

香港では今、iPhoneよりも...?

»

前回に続いて香港ネタです。今回はITmediaらしく、ケータイの話です。

Hongkong1

これ、香港の携帯ショップの店頭で撮った写真です(クリックすると拡大されます)。この写真以外にも展示されている端末はたくさんありましたが、一番スペースを割かれていて、かつ最も目につく位置に置かれていたのはこの3つでした。左から順に、Xperia X10、Xperia X10 mini(日本未発売。厳密には手に入らなくもないようです)、Samsung GALAXY S(日本未発売。以前、NTTドコモが今秋発売する旨を発表していましたが、ちょうど昨日、10月をメドに発売する計画であることが明らかにされました)です。

この写真だけでも「なんでXperia買うとサッカーのユニフォームとか映画のチケットがもらえるの?」をはじめ、いろいろ突っ込めるところがありますが、iPhone4フィーバーに沸く日本に住む者として、最も気になったのはやはり右端のSamsung GALAXY Sです。実物を見たのは今回が初めてでしたが、なんと言うかもうiPhone 3GSにそっくり!

もう一枚写真!↓

Hongkong2

香港の街中、特に地下鉄の駅構内は今、このGALAXY Sの広告で溢れかえっていました。言葉の意味が微妙にわからなかったのですが、それら広告では「(iPhoneとは違って)スーパー有機ELディスプレイ(Super AMOLED)なので、画面が綺麗です」なんていう謳われ方がされていたり。「実際のところどうなの?」っていうのはこの記事↓なんかが参考になるかもしれません。

動画:Xperia / Desire / Galaxy S、直射日光下のディスプレイ比較

Xperiaは言わずもがな、このGALAXY SもOSはAndroidです。少なくともこの携帯ショップの店頭を一目見た限りでは、iPhoneは3GSですら見つけることができませんでした(あるにはあるんだと思いますが、少なくともぱっと見でわかるところにはありませんでした)。
先日、米国でAndroidの推定出荷台数がiPhoneのそれを上回ったというニュースが流れていましたが(斎藤徹さんの「in the looop」を参照)、香港でも“今は”iPhoneよりもAndroidの方がアツいのかもしれません。

あ、“今は”と書いたのは、この先1ヶ月も経つと状況が変わるかもしれないからです。香港ではiPhone4は7月の終わりに発売される予定なんですね。書店に入ってみると、日本でいう「アスキー」のような雑誌の表紙には軒並みiPhone4の写真がデカデカと載っていましたし、中には「東京はiPhone4で大騒ぎ(大混乱?)」というような見出しが踊っているものもありました。

私がiPhone4を予約したのは6/15(予約開始当日)で、入荷連絡があったのが7/6でした。あの何とも言えない待ち焦がれ感を、この先、香港の人々が味わわずに済むことを祈ります...。

※おまけ※

香港の書店で撮った一枚です。大前研一氏はここでも人気があるんですね。にしても「低IQ時代」って衝撃的なタイトル...。原題は何だろう?「『知の衰退』からいかに脱出するか? 」かな?その隣にある「美國再見?」は原題「さらばアメリカ」ですね(中国語や朝鮮語で「美國」=「アメリカ」です)。下の段には松下幸之助氏の本も見えます。

Bookstore

http://twitter.com/gaxanc/

Comment(0)