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“エリック松永の就活道場“ -OBOG訪問の目的と意義-

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・OBOG訪問について
前回の就活道場では、業界、企業の絞込みについてお話しました。簡単におさらいしてみましょう。


<志望企業の絞込みプロセス>
自己分析、入りたい(憧れ)企業、業界の洗い出し
=>
入りたい理由の確認
=>
他の選択肢の模索
(↑ここまでのプロセスは何度も何度も繰り返す)
=>
志望業界、企業の机上分析(自分なりの仮説立案)
=>
OBOG訪問
=>
チャレンジする企業の確定


絞込みのプロセスの中で最終的な絞込みのインプットとなるのがOBOG訪問です。しかし、意外とこのOBOG訪問を軽く考えている学生が多い。このプロセスをご覧になればお分かりかと思いますが、OBOG訪問の時点で、あなたは、

1.業界分析
・どんな事をする業界か
・市場規模
・どんなプレイヤーが存在するか
・業界の展望、課題

2.企業分析
・どんな事業を行っているか
・売上規模
・業界における立ち位置
・特徴
・その企業が持つ課題や問題点

3.志望動機
・なぜ自分がその業界、そしてその企業に入りたいのか
・自分が考える業界や企業の課題と自分の貢献できると思われる部分


についてくらいは、あなたなりの考えを明確に話せなくてはなりませんよ。最低限です。あなたなりでいいんです。正直言って、白紙でOBOG訪問をする学生さんって本当に多いんです。僕の所に来て、競合のコンサルティング会社の名前すら知らない状況で、業界概要や一般的な企業情報を話させられてもねえ。。。。後輩じゃなければ、つき返してる所です(笑)真面目な話し、考えてみてください。OBOGは忙しい時間の中、あなたに会う時間を捻出しているのです。あなたなりの仮説、そして考え抜いた上で、不明な点、どうしても本当の事が知りたい点を事前にきちんと準備するのが最低限のマナーだと思いますし、何も準備しないで、ただ会っても何もOBOGから得られない事は保証します。準備なきOBOG訪問は百害こそあれ、何の意味もないと理解して下さい。そもそも、そういった態度で人に接する事時点で、私ならドデカイ“ばってん”を顔面に貼り付けたくなりますね。是非、この点は注意していただきたいと思います。


・人との出会いは成長そのもの
さて、話は変わって、前回、就活道場で自然とエネルギーについて強い関心と、志を持った青山学院大学3年の中谷さんと知り合いになりました。最初エネルギーという言葉が出たので、単純に東京電力や東京ガスの志望者かなという展開かなと思っていたのですが、お話を聞いていくうちに、彼の熱い思いに何か手助け出来ないかなと。そして、面白いやつが頭に浮かびました。日本のエネルギー自給率を高め、日本の国政競争力を強化したい!再生可能なエネルギーへの転換によって温暖化を抑制して地球を守りたい!と語っていたサステナジー株式会社の三木取締役です。

実は三木さん、僕の大学の後輩であり、さらにアクセンチュアの後輩なのです。(ちなみにファッション紙にも取り上げられた程のイケメンです)縁とは面白いもので、丁度、アクセンチュアのOBOGであるアルムナイex-ACのパーティーが前の週にあり、そこで久しぶりに三木さんとお話したのです。パーティーは300名を超えるOBOGが参加したので、あまりゆっくり話す時間がなかったので、是非、じっくり話を聞きたいと丁度思っていたのでした。エネルギー資源については、実は父が専門家だったり、私自身も興味があったので便乗して同行。いろいろ下調べをして質問をたくさん抱えて中谷さんと共に三木さんに会いに行きました。もちろん、この中では僕が一番の素人。興味津々でOBOG訪問にかこつけたミーティングに便乗参加してしまいました。

Miki

サステナジーとう社名は、枯渇する危機にある化石エネルギーに変わる再生可能なエネルギーであるSustainable Energyから由来しています。この会社の特徴は、Sustainable Energyの促進を、崇高な理念だけではなく、ビジネスモデルで実現する所です。戦略系コンサルタントのエースであった三木さんがこの事業に参画している理由でもあります。サービスも多岐に渡っているのですが、代表的なサービスでは、Sustainable Energyとしての太陽光システムを導入負担0円、導入後のメンテナンスも17年間0円にし、太陽光システムの導入を促進するものです。何かワクワクしませんか?


ミーティングは、2時間すぎても気がつかない位の盛り上がり。とにかくエネルギー問題の再認識から始まり、太陽光システム普及のシナリオも溜息が出るくらい面白い。三木さんからは、次から次へと新しいビジネスモデルや構想、今仕掛けている事についてのお話が聞けました。もちろん今のサービスは氷山の一角であり、夢は一生かけて追い求めていくという三木さんの姿勢に中谷さんも感銘を受けているようでした。


人のパワーは底知れないものです。私は、パワーを持った人からは、多くの事が学べ、さらにモチベーションも高めてくれるのを知っています。今回、三木さんは、もちろんの事、これから羽ばたく現役の学生さんのパワーで、たくさん元気と気づきをいただきました。


OBOG訪問も、1つ1つの大切な出会いです。この出会いは、その会社に入社しなくても消えるものではありません。人と人とのつながりは社会人になってから、さらに重要になってきます。出会いを最大限に活かすという意味でも、OBOG訪問を大切にしていただければいいなと思う次第です。


Peace out,


エリック松永

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