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エンゲージメント・マーケティング事例 : Volvo vision 2020

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スウェーデンのVolvo 社は安全対策に関して高い関心を払っている自動車メーカーの1つですが、現在彼らは最も野心的な目標を掲げています。

Volvo

Volvo Vision 2020

「2020年までに、新しいボルボ車において、交通事故による死亡者や重傷者をゼロにする。」(ボルボ・セーフティ・BOOKより) 

この壮大なビジョンに共感しない人はいないでしょう。彼らはこの目標達成のために、ドライバーや同乗者だけに安全対策を行うだけでなく、事故に巻き込まれる可能性のある歩行者、自転車に乗っている人なども対策の対象に加えて「本気で」ゼロを目指している姿勢が窺い知れます。このようにビジョンに数値的な目標を入れる事自体は珍しくないですが、社会的課題の達成目標を掲げているところは少ないものと思われます。ビジョン達成のために様々な投資や開発を行ってます。その一環で「AstaZero」と呼ばれる安全性を検証するためのテスト環境を70百万ドルかけて作っていますが、単なる車の走行機能の開発ではなく、Vision 2020を達成するためのあらゆる事故を想定し、検証するための場所です。

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このVision に共鳴した顧客はVolvo 車にのる事により、このプロジェクトに参加していることになります。すなわち、交通事故を減らすためのプロジェクトへの参加者となる訳です。実際このVisionに惚れ込み、参加を表明した知人も数名おり、私自身は彼からこの話を聞き、このプロジェクトを知るにいたりました。まさに、エンゲージメント・マーケティングの特徴である顧客の参加意識と自身が広告媒体となって広めている訳です。

残念ながら、 Volvo の業績は必ずしも絶好調という訳ではないですが、このような試みは中期的なブランド強化=売上につながるものと思われます。

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