アプリ作者デビューならず
iPhoneのアプリを筆者でも作れる。。。らしいので、試してみた。結論としては審査で落ちたのだけど(笑)、そのてんまつを。
もう1ヶ月前になるが3月27日の六本木アートナイトでは、美術館開館時間が延長になったり、各種パフォーマンスが披露されるなど、六本木をあげてアートのお祭りのような夜だった。
加えてこの日はART Apps Collection + WORKSHOPというのもあり、iPhoneアプリ制作にかかわることができた。APPLIYA STUDIOで提供しているiPhone App Builderを使う。参加者がイベントで撮影した写真を持ち寄り、iPhoneアプリを作るところまで試してみる、という流れだ。
実際にはブラウザから写真を次々とアップロードし、タイトルなど追加情報を登録すると写真集アプリのようなものができあがる。直前にミッドタウンで行われたカンパニー・デ・キダムの《ハーバートの夢 Rêve d'Herbert》パフォーマンスの写真を提供した。
なおワークショップではアプリを作ってアップルに審査に出す手前までの一連の流れを追うものなので、その時作ったものは公開されていない(と思う)。とりあえず筆者にもiPhone向けアプリを作ることができることが分かったのは収穫だった。ただしアップルの審査に通らないと世に出ることはないのだけどね。自分でも試してみたかったので、後日ダメもとで作ってみた。
iPhone App Builderではアプリ作成で3種類の費用プランが用意されている。制作費無料プランを選ぶと制作費はかからない。ただし公開するアプリは230円以上に設定しなくてはならず、作者へのロイヤリティは1割となる。ベーシックプランだと、制作費は5万円となり作者へのロイヤリティは4割となる。たくさん売れれば元を取れるかもしれない。無料配布プランを選ぶと、制作費は8万円で、無料アプリも配布できるようになる。筆者は制作費無料プランを選んだ。筆者のつたない写真でお金をもらうのは気が引けるのだが、さすがに8万円の出費は痛いので。
後日審査待ちの間、APPLIYA STUDIOから通知が届いた。アップルの審査基準見直しなどの影響で審査に時間がかかるということだった。さらに時間が経ち、ようやく審査結果の通知がAPPLIYA STUDIOから来た。あいにく審査は通らなかった。問題は中身。おそらく審査基準のうち、下記のものに該当したのではないかと思う。それは至極納得。
・含まれるコンテンツの画質が著しく悪い、もしくは分量が極端に少ないアプリ
同社のサービスからアプリ申請することそのものは問題ないらしいので、一定のクオリティがあれば審査を通るのではないだろうか。
審査で落ちたアプリで使った写真だが、前にも紹介したBCCKSにまとめてある。実はこちらを先に作り、公開していた。ここで使った写真をそのまま使い、アプリ申請したというわけ。今回のコンテンツの性質からすると、BCCKSを使う方が向いていたかもしれない。
BCCKS>白く光る巨人たち
リベンジする?どうかなあ。