スパムかと思ったよ
少し前に友達とメアドの交換をした。筆者がメアドを紙に書くと、友達は「私のは覚えにくいからこっちから送るね。それにお返事ちょうだい」と言う。
数日して彼女からメールが届いたのだが、一瞬スパムと思ってゴミ箱に捨てそうだった。いや。というか、いったん捨ててしまった。
どうやって思い出したのか、もしかしたら返事が遅くて催促されたか忘れたが、ともかくメールはゴミ箱から復旧した。
そのメールはローカルパート(@の左側)がランダムな英数字が15けたで、タイトルが簡潔なものだった。例えばこんな感じだ(あくまで例として、けた数とドメインも一部変更している)。
よろしくね f98g47e7v2ws4x12@x.vodafone.ne.jp
スパムに混じってこのヘッダを見れば……。いや一瞬でも捨てたのは筆者の明かなミスだが、スパムの中にあれば見事に溶け込むではないか。
このメアドは契約時に提供されたままのメアドだ。ここから自分の好きな名前に変更することは可能だが、友達はあえてそれをしないまま運用している。
「このままの方が迷惑メールが届かないっていうから」
確かにスパム対策としては効果はありそうだ。スパムを送信するプログラムでは名前や単語の組み合わせで生きたメアドを突き止める。ランダムな英数字の羅列だとばれにくいかもしれない。
ただしこれを手入力するのは困難であり、運用に支障を及ぼしかねない。そこで彼女はメアドを交換する時は必ず自分から送信するようにしているらしい。プライベートなアドレスなのでメアドを交換する回数もそう多くないから運用できているようだ。
ほかにも「迷惑メールが届かないように」とローカルパートに「+」記号を入れている友達もいた。まだ使用可能かわからないが携帯のメアドでそれを設定できたらしい。RFCでは……まあ、いいか。
今後はもう同じミスは犯すまいと、彼女のメアドをホワイトリストに登録して、受信時の振り分けフォルダを設定した。汗。