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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

パスワードにお気に入りの歌を

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 今日はパスワードの話。キャッシュカードなどの「暗証番号に誕生日は控えるように」とよく耳にするが、けっこうな割合でいるらしい。これはまずい。もし財布ごと盗まれたら免許証から暗証番号が割り出せてしまうことになる。鉄則はカードの近くに発見できる数字やそこから推測できる数字は避けることだ。

 誕生日を設定するにしても月と日をひっくり返すという小技を使う人もいるらしいが、それだと誕生日の次に試されることが多いらしい。もしどうしても誕生日にしたければ、自分以外の誕生日にするべきだ。例えば家族、ペット、尊敬する偉人の誕生日など。または人生の記念日もいいだろう。ただし免許の公布日はおすすめしない(記念日にはならないか)。

 先日テレビで見て面白いなと思ったのは「志望校に合格した時の受験番号」「自分が生まれたときの体重」というのもあるらしい。なるほど、これなら自分くらいしか知らないし、調べようとしてもかなり困難だ。

 あと番号を生成する面白い方法がある。ジャネット・ジャクソンのアルバム"Rhythm Nation"をご存じだろうか。同名の曲で披露された統率の取れたダンスは今でも印象深い。学生時代にサークルでまねして踊ったからかもしれない。ダンスはさておき、アルバムタイトルの下には小さく「1814」とある。これは"Rhythm Nation"のRとNのアルファベット順だそうだ。特に意味はないらしいが、こうして何かのイニシャルから数字を生成するのも面白い。誰かの名前のイニシャルを使うのもいいだろう。ふと忘れた時に指を折ればなんとか思い出すことができる。

 あとパスワード。難解なパスワードとなると考えるのも難しいが、覚えるのも大変だ。そこで面白い方法をひとつ。単語のイニシャルを拾うのだ。

 例えばお気に入りの歌詞を使う。TLCの"Waterfalls"のサビなら"dgcw"、映画フラッシュダンス主題歌の冒頭なら"fwtsn"等々(著作権が心配なので歌詞は省略する)。さらにtoやforを2や4に置換するとさらに複雑にできる。それで私はパソコンでパスワードを入力しているとつい鼻歌まじりになってしまう。

 英語が苦手なら、日本語で文節の最初の文字を使えばいい。例えば「世界の中心で愛を叫ぶ」なら「せちあさ」になる。俳句や百人一首なら5文字が拾える。その文字列をキーボードのJIS配列でローマ字入力すれば複雑なパスワードができあがる。「せちあさ」なら「pa3x」だ。しかしゆっくりタイピングしていると盗み見られてしまうので練習が必要だ。またはケータイのキーにある数字にするのはどうか。これだと「せちあさ」は「3413」になる。4文字にすれば暗証番号にも使えそうだ。

 考えてみればいろんな工夫の仕方がある。暗証番号にしても、パスワードにしても推測されないようなものにするのが大切だ。

 最後に余談。土用のうなぎというと前期試験終了の開放感を思い出す。考えてみれば、うなぎを食べた記憶があまりない。「肝吸い」なんて吸い物があるなんて昨年知ったくらいだ。最近になってようやく分かった。母親がヘビ大嫌いでウナギも食べたくないそうだ。というわけで、親にないしょで食べるのでウナギのおいしいお店を知っていたらこっそり教えてくださいませ。

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