ミドリムシが地球を救う?ユーグレナの挑戦
»
ユーグレナ=ミドリムシが世界を救う、そんなこと夢物語だと思うでしょうか。でも現実に、ミドリムシのサプリメントが開発されて途上国の栄養補給に寄与したり、ジェット燃料代替のエネルギーとして飛行機を飛ばしたりといったプロジェクトが動き始めています。
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦
ミドリムシといえば、中学の教科書で習うような動物と植物の間の原生動物です。5億年も前から、地球にまだ動植物がなかった当時から光合成して二酸化炭素を吸収しながら酸素を生成し、地球を生物の棲める星にした立役者がこのミドリムシなのです。
学生時代にバングラディシュを訪れて、穀物は多く採れるのに動植物由来のビタミンやたんぱく質が欠乏していることが、途上国の栄養失調の原因だという実態を知った出雲社長は、数多くの出会いを経てミドリムシこそがこの途上国の問題を解決する方法だと確信します。
そんな夢のようなミドリムシには1つの大きな弱点がありました。栄養価が高すぎるために、他のバクテリアや虫に食べられやすく、大量培養が難しいということです。その結果、国家プロジェクトであった「ニューサンシャイン計画」も頓挫したという経緯がありました。
愚直に、でもまっすぐに突き進みながら、自分自身の弱さにもキチンと向き合った結果に、ベンチャーの醍醐味を実感しました。1年持たずに新卒の銀行を辞め、ライブドアショックを乗り越えて2012年12月に東証マザーズに上場した内容は、自分自身の原点を思い出します。
同じベンチャービジネスによって世界を救おうという同志として、勝手にシンパシーを感じるとともに、新春早々よい刺激をもらった一冊でした。
学生時代にバングラディシュを訪れて、穀物は多く採れるのに動植物由来のビタミンやたんぱく質が欠乏していることが、途上国の栄養失調の原因だという実態を知った出雲社長は、数多くの出会いを経てミドリムシこそがこの途上国の問題を解決する方法だと確信します。
そんな夢のようなミドリムシには1つの大きな弱点がありました。栄養価が高すぎるために、他のバクテリアや虫に食べられやすく、大量培養が難しいということです。その結果、国家プロジェクトであった「ニューサンシャイン計画」も頓挫したという経緯がありました。
愚直に、でもまっすぐに突き進みながら、自分自身の弱さにもキチンと向き合った結果に、ベンチャーの醍醐味を実感しました。1年持たずに新卒の銀行を辞め、ライブドアショックを乗り越えて2012年12月に東証マザーズに上場した内容は、自分自身の原点を思い出します。
同じベンチャービジネスによって世界を救おうという同志として、勝手にシンパシーを感じるとともに、新春早々よい刺激をもらった一冊でした。
株式会社ユーグレナ
SpecialPR