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いま、エジプトで起こっていること

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現在、エジプトにおいて政治変革が起こっています。30年もの間大統領の座にあったムバラク政権が、民衆の力によって終ろうとしています。アルジャジーラでは連日のデモの様子を全世界に向けて放送しています。

ムバラク大統領が9月辞任を表明 市民は即時辞任を要求
c1main.egypt.protesters.gi.jpg国民による大規模デモで退陣を迫られているエジプトのムバラク大統領(82)が1日夜、今年9月に予定される大統領選で後継者に権限を譲ると表明した。即時辞任を求めるデモ参加者からは「不十分」との声が上がっている。

ムバラク大統領は「私の責務はまずわが国の安定と治安を回復させ、平和的な権力移行を達成することだ」「国民の要求がかなえられるような移行の道を探る」と述べた。



エジプトは世界地図で見れば分かりますが、国境線がまっすぐで列強諸国の都合によって国家が形成された歴史があります。独立後には親ソ連だったナセル大統領から、サダト大統領⇒ムバラク大統領と政権が移っていくなかで親米路線へと転換し、イスラエルとの和平交渉で中心的役割を担っています。


このような歴史的経緯もあり、エジプトはアメリカにとっても需要な戦略的友好国となっています。とくに、海運の要衝であるスエズ運河を運営しており、中東からヨーロッパに運ばれる原油の95%はスエズ運河を通ると言われています。


そんな事情もあって、アメリカにとってもEUにとってもこのエジプトの政情不安は歓迎すべき事態ではなく、チュニジアに続いて他の中東諸国に飛び火することを懸念しています。とくに、サウジアラビアはサウド家を中心とした絶対君主国家であり、世界一の原油埋蔵量とイスラム教の聖地メッカがあることからも国際社会への影響は必至でしょう。


実際に、ピークオイルは2006年に過ぎたと言われていますが、さらに政情不安によって原油価格の値上がりが続いており、エネルギーシフトの流れが加速しそうですね。


エジプトで起こっていることは、ベルリンの壁崩壊と同じくらいのインパクトがあり、世界の今後の趨勢が変わるほどの出来事なのだと思います。








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