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日本を環境立国にするために、ITベンチャーを飛び出して起業しました。

もう1つの静かで、でも熱い甲子園

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今年も高校生たちの熱い夏がやってきます。もちろん高校野球の甲子園もそうなのですが、全国から選ばれた高校生たちが、森の達人たちに智恵や技術、そして人生を聞き書きし、記録する大会があります。

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森、海、川の自然、そして世代を超えた人と人とのつながりの大切さを知り、そこから次代を築いていく。「聞き書き」の活動を通して、高校生の皆さんが、人と自然が共存する持続可能な未来を考え、新たな一歩を踏み出してくださることを願っています。


今後の進路であったり、人生の行く先について考える一つの指針として、日本の無形資産である名人たちに直接ヒアリングを行なっていくことは大きな刺激になることでしょう。私も30歳を過ぎて、多くの名人たちに出会って人生観が変わるほどの衝撃を受けました。


実際、この聞き書き甲子園に参加した後、大学などに進学して様々な環境活動をはじめる学生たちも多いようです。彼らが発端となって、昔ながらの森と共存する暮らしが復興していく地域もあります。


こんなにもたくさんの若者たちが、日本の森林の現場に飛び込んで先人たちの叡智を吸収していっている、、そんな地道な活動が広がっていくに従って、日本の未来に明るい光が差し込むと思うのです。

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