複(副)業は広がるか? サイボウズ社の新たな取り組み
国内大手のグループウェアソフト開発企業であるサイボウズは、
例えば、「学童保育に行きたがらない」「子どもの預け先がない」
2012年からは「副業」もOKとされ、「
さて、そんなサイボウズですが、先日新たに「複業採用」を始めました。
■サイボウズが新たに始める「複業採用」と、政府の「働き方改革」
「サイボウズは1月17日、
同社での仕事を副業にする人を募集する『複業採用』を始めた。 他社で仕事を持っていたり個人事業など別の仕事をしながらサイボ ウズでも働く人を、柔軟な雇用形態で募集している」
こうした動きはサイボウズだけでなく、政府の「働き方改革」
では、私が担当しているメディアである「TechFactory」の読者が多く所属している「製造業」で
今後目指すべき「副業」の在り方としては、企業側としても、
■仕事は「時間」ではなく、仕事の質(アウトプット)で評価する
また、サイボウズのオウンドメディアである「サイボウズ式」
▼「サイボウズで複業しませんか?」 複業採用のQ&Aを社長に直接聞いてみた
「1人の人を会社でフルに囲う必要はないと思っていますし、サイボウズの仕事をするかしないかという「0か1か(ゼロイチ)」では考えていないんですよね。」
「複業であってもそうでなくても、僕はそもそもその人に会社にフルコミットしてほしいとは思っていない。むしろ0.1の割合の人がいてもいい。そういう人がタスクをシェアして、わたしがここまでやりますと言い、ほかの人が助ける。それがチームワークだと思います。」
さらに、ここが重要なポイントなのですが、
「ただ0.1の時間しかコミットしてくれない複業の方が、0.1しかアウトプットを出せないとは思っていません。」
とも言っています。
つまり、コミットする時間で判断するのではなく、その人が出せるアウトプットによって、コミットできる仕事も、給与も異なってくるという考え方をしているのです。これは昨今問題となっている長時間労働の話とも繋がってくるかもしれませんね。長く会社にいれば仕事ができるというわけでも無いのです。
全ての人が副業をすべきとまでは思いません。が、
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▼※1)参照記事
モーレツ社員こそ、働き方改革が必要だ - ITmedia ビジネスオンライン
▼サイボウズ>ニュースリリース
「複業採用」を開始|サイボウズでの仕事を複(副)
▼サイボウズ>企業・IR>ワークスタイル
多様な働き方へのチャレンジ