■買わない時代から買えない時代に(メンテナンスライセンス)
■ソフトウェアのメンテナンス
最近、お客様とお話しすると、ソフトウェアのメンテナンスに関して、コスト削減したいと悩まれているお客様が多くなってきました。特にCAL(クライアント・アクセス・ライセンス)やサポート料金が、コスト削減の大きな存在になってきているのです。企業でコスト削減を知恵を絞って取り組んでいる中、ライセンス料金を払わないから、払えない時代になって来ていると感じます。メーカーのサポートは受けたいが、障害等でメーカーサポートを使った件数等を見てみると、決して安い買い物ではないと言う事です。メーカーによってはサポートの購入をストップしていると、サポート再開する際には過去に遡ってサポート料金を支払う制度になっていたり、中々頭の痛い話です。
■値段が価値を決める?
ノーツは、サーバもクライアントも共にライセンスがあります。初回にライセンスを購入すると翌年からは、継続メンテナンスを購入すればサポートも受けられるし、最新のバージョンも入手する事ができます。継続メンテナンスを購入しなくても、製品は使い続ける事もできますが、何か障害があっても、IBMさんからサポートを受ける事は出来なくなります。ノーツはその製品の機能から見ると決して高すぎる金額では無いと思いますが、サポート内容やメーカーの情報提供等、総合的に価値が見いだせていないので、お客様は購入する事を悩んでいるのです。車のBMWは5年間パートナーシップと言うメンテナンスサポートがあります。私の周りのBMWユーザの殆どが購入しており、どうして購入しているのかと聞くと、特典も沢山あるが、やはりメーカーとしての安心を買っていると言っています。IBMさんには安心できないのでしょうかね?
■そこで・・・
例えば、継続メンテナンスの購入ユーザ特典として①CAL10ユーザに対して1ユーザ分のDB開発者(ドミノデザイナー)ライセンスの無償提供②アルバイトさん等変動する従業員さん向けの特別値引きのライセンス提供③ビジネスチャットでのオンデマンドのサポートを受け付ける④テクニカルスクールの開催や、技術本・サポート専門のWEBサイトの充実等をIBMさんやってくれませんか?
★ソフトウェアのコスト削減の背景
・無償のメール、掲示板、ファイルサーバ等ソフトウェアの領域での適正価格が解り づらい。
・ASP,BPO等のサービスビジネスの定着
・Saas等のサービスビジネスの展開
・ソフトウェアメンテナンスやサポートをビジネスとするサードパーティ企業の存在
よくマーケティングに関する書物を読むと、購入する製品の情報をあまり多く持っていないと価格の高い製品を良いものだと判断する傾向があると書かれています。逆に安くても良いと判断する時は、製品が明らかに解りやすいものか、ブランドに信用のあるものだそうです。