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推論のトレーニングをしてみよう - 米国大統領選

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年末、親父の家で、親父とテレビを見ていたら、急に「こいつは大統領に、なれるのか?」と親父が指をさした。テレビにはオバマ氏が映っていて、私は「いや、大統領にはなれないと思う」と言った。 

アメリカ合衆国の歴代の大統領は、ひとりを除いて共通点がある。WASP (White Anglo-Saxon Protestant) である事だ。

  • 白人
  • アングロサクソン
  • プロテスタント

この3つの条件を満たさなかったのは、ケネディ大統領だ(ケネディはカトリックだった)。

白人であっても、アングロサクソン人でないがために、WASP以外だと驚かれた例としては、IBMのサム・パルミザーノがいる。IBM も合衆国東部のエスタブリッシュメント企業だったので、サム以前は、創始者トム・ワトソン Sr. からずっと、社長は全員 WASP だった。

さて、米国大統領選の候補者を見てみると、オバマ氏はケニア生まれの父親とカンザス州出身のスウェーデン系の母親の間に生まれた。ジュリアーニ元ニューヨーク市長はイタリア系。共和党のハッカビー氏、マケイン氏は WASP、民主党のヒラリー・クリントン氏も WASP。

ブッシュ大統領の、共和党にありがちな、戦争に注力しすぎて、合衆国国民の生活不安を招いた政策の後、民主党に振り子が傾くのは、いままでの大統領選の特徴だ。すると、民主党のオバマ氏とヒラリー・クリントン氏の可能性が大きくなる。オバマ氏は WASP ではない、とすると、ヒラリー・クリントン氏の大統領就任の可能性が大きくなってくる。

そこで、年末までは、ヒラリー、かなーっと思っていたのだが、最近、気になっているのが、米国保守派の女性蔑視だ。IT系にいると、シリコンバレーの人種・性別に関係のないアメリカ人とつきあっているが、米国の保守的な人たちは、想像以上に、女性は家を守るべき、と思っているのではないか。また、涙を流す大統領、というのは、黒人大統領以上に受け入れがたいのではないか。

とはいえ、いまのところ共和党になる可能性は低いと思われるので、ヒラリー大統領になる可能性が一番高いと思っている。

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と、まあ、きょうも軽いネタにしてみました。日に会議が2-3回、特に午後にあり、夜新年会だと重いブログねたは、集中できないので書けません。

上で行ったのは、推論のトレーニングで、別に合衆国大統領選が、私の人生を左右するとは思えない。こういった選挙や様々な事項について、自分で考えてみる、というのは、推論をするための良いトレーニングになる。自分の頭の中で、論理をまとめ、結論を出す。論理を形成するためのさまざまな事実(ここだとWASP)などは、普段から蓄積しておく。

いつもこんな推論ごっこを楽しんでいると、自分の事や仕事で、物事を考える時の為に役立つ。たとえば、この大統領選なら結果が出る訳で、結果と自分の推論との誤差を後から見直して、自分の推論パターンを修正してゆく事も可能だ。

【大胆不敵】2008 - 2011 IT 10大予想 というブログねたを書いているのだが(重いネタだし、証拠や論理性が重要になる)、こういった際の推論をする為に、常日頃から推論トレーニングをしていると、一歩深い推論ができるのではないか、と思う。

あっ。もし、ヒラリーが大統領になれず、オバマ氏が大統領になったら、私の推論の方法がどこかおかしい、ということになり、大胆不敵予想にも陰りが見えてしまうではないか!!

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