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IBMのあるジェネラル・マネージャの休暇の取り方

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かみさんに怒られた。7/30-8/5 の週間アクセスランキングで、「有給休暇の取り方について」という投稿がアクセス2番目に入ってしまった。私は有給休暇はその年の分はその年に使い切ってしまうタイプで、できれば無給休暇という制度も作って欲しい、という内容だった。かみさんが言うには、

「普通の人は周りに気兼ねして、有給休暇も遠慮しているのよ。あんたみたいな普通じゃない有給休暇の取り方じゃなくて、どうしたら周囲に迷惑をかけずに休むかを知りたかったんじゃないの」

確かに。有給休暇を周りに迷惑をかけずに取る方法を知りたくて私のブログをご覧になった方々、まことに申し訳ございませんでした。
m(_ _)m

その後、どうやったら周りに迷惑をかけずに有給休暇を取るかの方法をいろいろと考えたのですが、結論としては、

そんな方法は無いのではないか。

です。強いて言えば、周囲の人たちと相互協力し、仕事へのインパクトを最小に抑えるための工夫をして、みんなが休みを取れるようにするしかないだろうと思います。私のように空気も読まず、わがまま勝手に休みを取っている者など、きっと「あいつ、また休んでいやがる」と言われているんだろうなぁ。

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休暇というと、私は1990年代に仕事をいっしょにさせて貰った、IBMのあるジェネラル・マネージャの事を思い出します。彼女の名前は、ジャネット・パーナ。2005年7月まで、DB2についての研究・開発と全世界のビジネスに責任を持つ、最高責任者でした。カナダのトロントに本拠地を置いていましたが、世界中を飛び回って、先頭に立ってビジネスをリードしていました。

ジャネットが日本に来るときは、現在シトリックスの社長の大古さんと私が対応していました。ちなみに大古さんは私の上司としては最長期間上司であった方で、尊敬しており、年上の方で失礼ですが、親友だと思っています。

さて、いつの事だったかはあまり記憶がありませんが、ジャネットと会って、雑談しているとき、たしか秋の終わり頃だったので、クリスマス休暇の話になり、こんな内容の事を彼女は言っていました。

「仕事上、普段は全然休みを取ることが出来ないけれど、今度のクリスマスは1週間、しっかり休暇を取るつもりよ。メールも一切見ないし、電話も取らないで、リフレッシュするの。」

ジャネットは当時、たしか独身で、悪口をいう人は、ジャネットはレスビアンだ、なんて言ってたけれど、良い人だったなぁ。それに、なかなか美人だったし・・・。ん?

IBMのような会社のジェネラル・マネージャレベルの人は、まあ、サンでも同じですが、忙しくて自分の休みもままならない。でも、そういった人たちは、私のようにちょっと精神的に参っただけでブログが書けなくなってしまうのと違い、常にパワーがあり、積極的です。傍で見ていると、彼らはいつもユーモアを忘れないし、上手に体を休ませたり、逆にホテルで、夜、ジムやプールで汗を流したりしている。

まあ、まねしようとしても、同じようなことはなかなか出来ないけれど、どんな状況でもパニックにならない、常に次どうするかを考えていて、すーっと次のアクションに移るようなところは、学びたいなと思います。

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