JavaOne 2007 - Java Phone かぁ???
「おっと、サンも Apple の iPhone を真似て、携帯電話に参入かぁ?」 と、疑うほどだが、サンは携帯電話自体を作るのではなさそうだ。今年のJavaOne もなんかすごいことになってるみたいだ。
いつもの事だが、JavaOne初日のサンの基調講演ではたくさんの発表があり、その場にいないと整理がつかない(その場にいても、盛りだくさんで理解するのがたいへんですが・・・)。今年の基調講演も盛りだくさんだったようだ。そしてこの写真ですから。
これは、JavaFX Mobile といって、現在18億台以上の携帯電話に導入されている Java 上に携帯端末に必要なミドルウェアやアプリケーションのソフトウェアを統合した製品で、これを使うことにより、携帯端末を開発製造している各社さんたちがより統合された、ユーザの使い勝手を考えた携帯端末を作ることができます、というもののようです。
また、この JavaFX Mobile を使うことにより、今まで以上の高機能を提供することが可能になります。さらに、携帯電話の開発・製造・販売サイクルがどんどん短くなってくる現状では、高いパフォーマンスと機能性を確保したまま、サイクル時間を短縮していくことが出来ます。
というもののようです。あまり、モバイル系の開発チームとの連携がなかったので、この JavaFX Mobile が出てくること自体、私は知らず、今朝初めて知りました。
この JavaFX のベースになるものが、JavaFX と呼ぶ製品ファミリーで、携帯電話だけでなく、Blue-ray Disc や Java SE 上(つまりPCのブラウザーなど)でも稼動します。絵的にはこんな感じ?!
JavaFX は、Java ME も Java SE をも包括したアーキテクチャで、コンテンツ作成にメリットを発揮するものです。JavaFX script (う~ん、Java Script と間違えやすそうダ)は、宣言型静的型付けスクリプト言語で、2DグラフィックAPIやSwing GUI toolkit をうまく使って、グラフィックスをもっと高度に提供できるもののようです。しかも、GUIコンポーネントなどの開発生産性がよさそうです。
今日社内外のWebページを読んだばかりなので、JavaFX script の内容も勉強中ですので、またご報告します。
スコット・マクニリやジョナサン・シュワルツの元気そうな写真もありますので、くっつけと着ます。黒いTシャツを着ているのは、サンのソフトウェア開発の大元締め、エグゼクティブ・バイス・プレジデントのリッチ・グリーンです。
アフリカの衣装を着ている方は、Djibril Diallo 博士といって、国連のNew York Office of Sport for Development and Peace の方です。