ビル・ゲイツ、ラリー・エリソン、スティーブ・ジョブズ、スコット・マクニリ
長いタイトルになりましたが、これらの人たちがいなければ今の IT は無かったと言っても、過言ではないですね。これらの人たちに共通しているのは、若い時期に自分が信じたテクノロジを元に会社を設立し、最初は儲からずに苦労をし、しかし徐々に利益を伸ばし、最後には大きな会社に成長させた事だ。4社とも1970年代後半から1980年代前半に会社を設立している。また、エリソン氏を除き、1954~5年生まれなのも共通なところだ。
最近のGoogleなどに見るように、ベンチャーキャピタルが充実し、テクノロジの創造と経営を分離して、素早く大企業の基盤を確保する形態に比べ、これらの人たちは、自分でも技術に精通し、営業に苦しみ、しかも長年にわたって先頭に立って経営してきた。
こういった企業は今後、IT業界の中で生まれてくるのだろうか、と、不安に思うこともある。起業だけでなく、長期経営ができ、新しいITの基盤を作っていく人が出てこなければ、ITは成熟業界にはなっても、革新的な進歩が望めない、つまらない業界になってしまうのではないか。もしかしたら、今後はインドや中国、東欧から出てくるのかも、しれない。
サンから提供できる写真を何枚かご覧にいれます。
2004年マイクロソフトとサンの10年間に及ぶ協業の発表
スコット・マクニリとスティーブ・バルマー
2006年オラクル社とサンの合同新年会議
スコット・マクニリとラリー・エリソン
(スコットはこの時ラリーに、「いつサンを買うつもりだい?」というジョークを言った)
2005年Googleとサンのアライアンスの発表
スコット・マクニリと Google CEOのエリック・シュミット
(エリック・シュミットは以前サンのCTOでした)
また、この人たちはひとりで奮闘していたのではなく、常に仲間がいた。ビル・ゲイツにはポール・アレンとスティーブ・バルマー、スティーブ・ジョブズにはスティーブ・ウォズニアック。そして、スコット・マクニリには、ビル・ジョイやアンディ・ベクトルシャイム、ビノッド・コースラ、それに、ジェームズ・ゴスリンやジョン・ゲージも。なお、この仲間の人たちの多くも
1953年から56年の間に生まれている。花の55年組ですね。ちなみに、この中で一番若いのは、スティーブ・バルマーなんですね(えっ?)。
Oracle社内のことは良く知らないので、ラリー・エリソンの相棒が誰だったかは知りません。どなたかお教え下さい。 m(_ _)m