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外資系金融機関を担当する経営コンサルタントの活動記録 ~ プライスウォーターハウスクーパースの高橋正敏です。

社会人の身だしなみについてのアドバイス

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社会人になって初めての週末。入社式でいろいろと先輩方に教わったり、また周囲を観察して何か学んで、改めて、新しいスーツや靴、鞄などを買いに出かけた方も多いのではないでしょうか。そこで、普段自分が考えているサラリーマンのスタイルについて、新社会人にアドバイスしたいと思います。無論、服装は職場のそれぞれのルールというか不文律があるので、ここでは一般的という面と、私の個人的な好みが適度にまざったものだと思って読んでみてください。

まず、スーツは、紺かグレーに限る。できれば濃い目の色がいいが、夏に向けては多少明るい色でもいい。しかし明るすぎると軽薄に見えるから、夏は、無理してでも濃い色で薄い生地のモノを買いましょう。

シャツは白か青系、できればポケットのないものが望ましい。ポケットに無造作にペンをさしたり、煙草を入れたりせず、きちんと手にしたいところです。それに合わせてネクタイを準備しますが、これはシャツと同系色と反対の色を用意しておくこと。色は3色以内で、斜めのストライプだとがすっきり見えます。

そして靴下は、スーツと限りなく同じ色のものを買いましょう。できれば膝下に届くぐらいの長いものを買い、座ったときや足を組んだときに脛が見えないようにすることが肝要。できるだけ地肌を見せないのが男のお洒落としては大事だと思います。

また、上着の裏側に刺しておくペンは、そこそこ高めがいいでしょう。私は、CROSSを愛用しています。特に新社会人はメモを取る姿勢が大事。ひとの話を聞いてメモする際にきちんとした筆記具を使うと、『おっこいつやる気あるな』と一目置かれます。

靴は紐靴。紐を結ぶ手間を惜しむようでは、いい仕事ができない、と以前私は、金融機関に勤めていたときに上司に言われたことがあります。たぶん散々出歩くことになると思うので、そんなに高い靴でなくてもいいと思いますが、色は黒、濃い茶色のみ。金具のような飾りがないものがいいでしょう。

いずれも値段やブランドは基本的に関係ありません。へたに高すぎると常識を疑われるので、むしろ安いほうがいい。安くてもいい製品はたくさんありますから。要は清潔感があればいいのです。今後賞与が出たり、役職が上がったときに1ランクいいものを買うことを楽しみにして、今は我慢しましょう。

周囲の「イケてる」先輩のファッションを見て、少しずつ自分に取り入れてみれば、それも楽しいし人生の糧になると思います。私の経験では、お洒落なひとは仕事も出来る傾向がありますから、形から「デキるひと」になるのもひとつの方法ですよ。

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