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電池楽器が奏でる電池音楽の世界

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 KORG monotribeというガジェット楽器が出た。iMS-20やiELECTRIBEの起動時にティーザーがでていたやつで、monotronの上位機種といっていい。価格は2万1000円くらいで、たぶん2万円切る。monotronよりも自由度が高くてシーケンスが弾けるアナログシンセと、リズムトラックも装備してる。

「monotribe」、KORGが発表 電池で動く手のひらサイズの“アナログ版ELECTRIBE”

 製品企画担当の坂巻さんの発言を中心に、その情報をtogetterでまとめてみた。

 これが電池で動くのだ。monotronもそうだったけど、電池楽器で動く電子音楽。ぼくはこれに電池音楽と名付けたい。

 ぜいたくな電力消費を推進していた原子力発電の夢が潰え、停電・節電が強制される世の中に。そんな流れの中で電力を浪費する(と見られている)電子音楽の立場はどうなる? いやいやそこはバッテリーを使えばいいだろう、ということで、電池音楽なのだ。

 iPadやiPhoneはかなり長い時間動作する。GarageBand for iPadやiMS-20、iELECTRIBE、Pocket Guitar、iShredといった楽器アプリ、Fingeristなどのアタッチメントを使えばモバイルミュージックは既に可能。アコースティック楽器みたいにかさばらないしね。

 そして、monotribe。さらにはWAVEDRUM-Miniなんてものまででてくるのだ。

 これはぼくらが推進してきたガジェット楽器に新たな名前を与えるチャンスなのではないだろうか。

 覚えておいてほしい。電池楽器が奏でる電池音楽の世界。ジョージ・ハリスンが生きていればきっと「電池音楽の世界」というアルバムを作ってくれたと思う。monotribeとか使って。さっき、「電子音楽の世界」を流しながらmonotronを弾いてみたけど、あんまり違和感がなかった。

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