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monotron、iELECTRIBE――コルグの強さを考える

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 KORG iELECTRIBEに関するインタビュー3部作が出そろいました。といっても執筆者、媒体ともに違うのですけど(笑)

iPad最強の楽器アプリ・KORG iELECTRIBEが出来たワケ(四本淑三)
なぜiPadなの?──KORG iELECTRIBE開発秘話を聞いてきた(松尾公也)
KORGインタビュー、iELECTRIBE for iPadの音質は楽器としてどうか(藤本健)

 さらに、monotronのこれ。

30年以上の時を隔て、KORG monotronとMS-10が出会った(松尾公也)
電子楽器史上 最高にクールでチープで凶悪なシンセサイザーKORG monotron(コルグ モノトロン)が誕生した経緯(ジェット☆ダイスケ)


 これを全部読むと、コルグの強さがわかります。この会社に入って、モノを作り上げたいという明確な意志を持った若者が入ってくる。過去の遺産(MS-10/20、ELECTRIBE)があり、それを新しいアイデアで再構成しようとしている。それにアドバイスを与えてくれる先輩、大先輩がいる(大田さん、金森さん、取締役の人)。そしてそれらを楽しみかつ使いまくるプロ、アマのアーティストたち。けっして人数は多くないけれども、これらが強烈に短いサイクルで回っている。そんな感じ。

 VOCALOIDを中心としたヤマハにも近いものを感じますが、プロダクト自体はクリプトン、インターネット、AHSから出て、技術要素も比較的分散している様子があるので、「ヤマハ・サークル」という感じはしないんですね。ボカロシーンの重要な位置を占めているのは確かなんですが。

 コルグはどちらかというとApple型の企業なのかなあ、と印象だけで言ってしまいましょう。ヤマハはGoogle型かなあ。

 で、ぼくはどっちも好きです。あ、ローランドも! 最近コンタクトする人がいないので、どなたか声かけてくださいw

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