【Wikipedia】ネット環境なしのiPhoneで使える「史上最強の読み物」を手に入れた【青空文庫】
13時間なんてとんでもない。たっぷり48時間かかりましたよ。iPhoneで使えるオフライン版Wikipedia。
・ついにiPhoneにやってきた「オフラインWikipedia」
わたしがアプリをダウンロードしたときは、「Wikipedia」という名前だったのが、いまは「Encyclopedia」という名称に変わっています。さすがにまずかったのかな。
Wikipediaコンテンツデータのダウンロードにこれだけ時間がかかったのは、リクエストが多すぎてバンド幅が飽和してしまったようです。ちなみにこのコンテンツデータは、Wikipediaを巡回して取得するものではなく、作者であるパトリック・コリソン氏が提供しているようです。
で、ようやく使えるようになったので、さっそく試してみました。
驚くほど単機能です。あるのは検索窓のみ。履歴もなければブックマークもない。いったん終了させて再起動すると、ブランクの検索窓が表示されるだけ。
しかし、インクリメンタルサーチはサポートされています。外部リンクが必要な場合には、Safariで開くというオプションもあります。
このアプリの何がいいかって、際限なく時間をつぶせること。ネットワークのないところで内部リンクをたどっていっても、いくらでも読み進むことができます。これ自体が知識の宝庫。なんといっても、2Gバイトありますからね。
ティム・バーナーズ・リーの最初のWebブラウザ・エディターであるWorldWideWebの仕組みから、コード・ギアスの解説まで、英語で読み進めて行くことができるのですよ。
いまのところ、コンテンツ内容のアップデートが可能なのかどうかは不明です。
日本語版Wikipediaに対応してくれるかどうかは不明ですが、日本語でのひまつぶしがどうしても必要だ、という方は、青空文庫の1000タイトルを収録したAozora Vol.1(App Storeへのリンク)、その翻訳書版Aozora Vol.2(App Storeへのリンク)を115円で購入してはいかがでしょうか? 縦書きではありませんが……。