名前詐称型iPhone楽器「Synthesizer」を試してみた
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世の中いろんな人がいますよね。単なるオルガン風テルミンを堂々と「シンセサイザー」と名乗らせる豪快さんが出てくるとは。
ステファン・ウェレブニー氏の「Synthesizer」というiPhoneアプリがでていましたので試してみました(App Storeへのリンク)。普通のアナログシンセとはかなり違います。
よく言えば、倍音加算方式のシンセサイザーとも言えます。1、3/2、2、8/3、3の正弦波をスライダーで調整してミックスすることで、さまざまなサウンドを出すことができます。とはいえ、古くはハモンドがそうですし、ADSRもなければそれ以外のフィルターもない。これは、倍音加算シンセの唯一のメーカーである河合楽器が怒るぞ。わたしもKAWAIの倍音加算シンセ持ってたので怒る。
演奏方法はテルミン方式で、横方向でタッチすると、音階ナシで再生できます。
そのほかのエフェクトとしては、コーラス、コーラスビブラート、ビブラート、ボリュームがあります。音色プリセットは、正弦波、ロック、フルート、ジャズ、オルガン。うーん、保存はできません。
結論を言うと、買う必要はまったくないです。
それよりも、Noise.ioの値段が14.99ポンドあたりに大幅値上がりしそうなこと、BeatMakerとの統合が企画されていること、というニュースのほうが気になります。
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