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Androidを電脳メガネにする「遠近」ってのもある

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 Sekai Cameraを紹介したエントリーに、かなりのはてブがついてビックリしているところです。このブログで最高だった「初音ミク、JASRACデビュー」をあっさり抜いてしまいました。

 iPhoneとARという2つのキーワードが結びついたことも大きいと思うのですが、日本人のまったく知られていないベンチャー企業が海千山千のVC&2.0な連中(ティム・オライリー含む)を相手に渡り合ったところもグっときますね。

 でも詳細は凱旋帰国後、ということで、それまではこちらの映像をお楽しみください。


Enkin from Enkin on Vimeo.

 ちょっと違いますか?

 実はこれも、携帯電話とARを結びつけたプロジェクト。その名もEnkin「遠近」。外国人2人がプレゼンテーションしていますけど、大阪大学で半年間ロボット工学を研究し、現在はドイツのコブレンツにあるコブレンツ・ランダウ大学在籍しているマックス・ブラウンさんとラファエル・スプリングさん。

 日本にいるときにスタートしたこのプロジェクトのサイトには次のように説明されています。

"Enkin" introduces a new handheld navigation concept. It displays location-based content in a unique way that bridges the gap between reality and classic map-like representations. It combines GPS, orientation sensors, 3D graphics, live video, several web services, and a novel user interface into an intuitive and light navigation system for mobile devices.

 これもロケーションベースのサービス・デバイスで、GPS、加速度センサー、電子コンパスを用いて自分の位置を取得。そこから見えている場所、実際には見えない場所を、画面上にオーバーレイさせる技術です(PDF形式の論文)。

 この動画では、その場所の名前と距離だけですが、ほかの情報を表示させることもできそう。ナビゲーション以外の用途もありそうですね。

 デモは、Androidエミュレータを搭載したMacBook Proに、独自開発したというGPS、加速度センサーと電子コンパスを接続しています。将来的にはジャイロも入れて、精度を増したいということです。このあたりは、詳細を明かしていないSekai Cameraよりオープン。たしかに謎なんだよね>Sekai Camera。赤松先生いるし、ブラフじゃあないとは思うけど。

 4月28日に、既にYAMADASさんが紹介されていますが、「Sekai Camera」のおかげで再び注目されるかも。Sekai Cameraのようなタギングサービスが可能ならば、Androidでも同様なことができるでしょうね。

Google Androidを使って現実を拡大するナビゲーションアプリEnkinが面白い(YAMDAS現更新履歴)

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