「PC-9801KT」の提案
NECの携帯事業がトップの座からすべりおちた要因の一つに、ブランドの欠如が挙げられるそうです。“N”とかいってもしょせんは1文字だけ。キャリアに冷遇されているといっても言い過ぎではないでしょう。その点、家電ブランドがあれば、そのインパクトでもってマーケティング効果もあがる。1文字だけというのはやはりアピール度の点で不利といえるでしょう。iPhoneを意識したコンセプトモデルとかを打ちだしているようですが、まだほかにやるべきことがあるはず。
・これが“N”の次世代ケータイ——NEC、基調講演でコンセプトモデルを披露
そんなNECにぜひやっていただきたいのが、「PC-9801
ケータイ」です。「モバギ」を期待する向きもあるようですが(勝手に企画書:モバイルギア・リローデッド、Windows Mobile対応のシグマリオンⅢみたいなモバイル端末がほしい)、ぼくらはみんな98が好きだった。Windowsにはどうにもなじめない中高年も、PC-98ならばすんなり慣れてくれるでしょう。なにしろ、PC-9801はNECにとって最大のブランド資産なんですから。
・PC-9800シリーズ(Wikipedia)
テキストエディタはREDかMIFES、通信ソフトはまいと〜く、音楽ソフトはミュージ郎&SC-88(ソフト版)、ワープロは一太郎か松、画面サイズは無駄のない640×400ピクセルの横長に98キーボード搭載。そしてキラ星のゲームたち、数限りないオンラインソフト。OSは、MS-DOSでぜひ。iPhoneがMac OSなら、PC-9801
ケータイはMS-DOS。当然です。
あ、自分で書いててほしくなってきてしまった(笑)
もちろん、こういうものはエミュレータで可能、という話もあるでしょうが、それならばNECのブランドとして、「PC-9801KT」とか名付けてもらって、ブランド化して販売してほしいです。
そういえば、富士通もNEC同様にブランド欠如携帯ですよね。ここは「KT-TOWNS」でしょうか。CMには宮沢りえに再登場していただいて。