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iPhone App Store、ソフトバンク、そしてソフト流通

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 iPhone 3Gが国内発売される7月11日というのはソフトウェア流通における革命が起きる日でもあります。

 ワールドワイドの単一マーケット、600万から2000万の顧客に向けてアプリを販売できる仕組みがスタートする、iPhoneエコシステムの最大のポイント「iPhone App Store」です。しかも、収入の7割は確実にデベロッパーに戻ってくる(3割はAppleに取られますが……)。

 いまのいままで忘れていたのが不思議なくらいですが、iPhoneの日本におけるパートナーであるソフトバンクといえば、もともとソフトウェアの流通をメインビジネスにしていたわけです。

 日本における最初のソフトウェア流通会社として日本ソフトバンクがスタートし、Yahoo! BBでブロードバンドインフラ、そしてVodafon買収により携帯会社に変貌し、最終的に世界全体を市場としたアプリケーション流通に間接的にではあるにせよ手を貸すことになったというのはきわめて興味深いですね。

 ソフトバンクはCD-ROMによるアプリケーション販売の試み、グループ企業であるベクターなどのダウンロード販売、米国へのソフトウェア流通進出など、ソフトウェアを流通させるためのさまざまな試みをしてきましたが、1つのプラットフォームでまったくもれなく世界市場を形成するということはできませんでした。

 ソフトバンクが目指したソフトウェア流通革命はiPhoneが実現する、というわけです。

 そのApp Storeですが、わたしがかかわったとあるソフトが、たぶん販売されることになります。ワールドワイドでどの程度ダウンロードがされて、どんな反響があるのか、小規模なデベロッパーにとってどんな可能性が待ち受けているのか、個人デベロッパーがApp Storeだけで生計を立てていくことは可能なのか……。

 そんなことが今後数週間で明らかになっていくはずです。

 ITproにおける孫社長の記者会見レポートでも流通に関する言及があります。

世界観が素晴らしい——ソフトバンク孫社長がiPhoneの魅力を熱弁

作成したアプリケーションはiTunesストアで売れる。流通段階まで提供されている点が魅力だ。

こうしたOSや流通段階のシステムを一から作るとなれば,5年はかかるだろう。

 ソフト流通システムを語るのに、孫さん以外の適任者はいないのでは? このAppleが取得する「3割」にソフトバンクがからんでいくのは無理でしょうけど、iPhoneエコシステムのどこかに別のビジネスチャンスがあるかも。

 iモードの公式メニューをはじめとする、携帯サイトの収益システムがきしんでいる今、携帯サイト運営会社がまずやるべきことはApp Storeへのデベロッパー登録かもしれませんね。というか、MacでiPhoneアプリ開発できるデベロッパーをみつけとかないと。


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