恋のハートビートと「BODiBEAT」
デフランコファミリーのヒット曲「恋のハートビート」(imeemで再生)をリアルタイムで知っているような人は、ジョギングやランニング時に心拍数(ハートレート)を計っておいたほうがいいかもしれません。
ハートレートモニターは、スポーツジムのランニングマシンやサイクリングマシンには必ずついていますし、ジョガー用の製品もたくさん出ています。
そのうち、Wii Fitのオプションとして、携帯型のハートレートモニターが登場してくるかもしれません。
そのハートレート機能を組み込んだ製品がヤマハから発表されたのですが、まだ販売はされていないもよう。
「BODiBEAT」という製品です。ヤマハのページをみると、「Coming Winter 2008」と「available in the Spring of 2008」と両方の記載があるのですが、2008年中というのは間違いないようです。
この製品は、ハートレートモニターで心拍数を検出し、MP3プレーヤー側で、この心拍数に併せてMP3楽曲のテンポを変えるという仕組みのようです。
おそらく、ピッチは変更せずに、テンポだけを上下させていくのでしょう。
心拍数が落ちていると判断すると、次の曲をテンポの速いものに替え、心拍数が目標の範囲を超えている場合は、ゆっくりとした曲を選んで、心拍数を適正に戻す。(WIRED:心拍数に合わせてくれるMP3プレーヤー、ヤマハの『BODiBEAT』
)
という機能もあるようですね。
モードはいくつかあります。「Free Workout Mode」では自分がペースを落とせば曲が切り替わるというもの。
「Fitness Mode」では、エアロビックエクササイズに最適な、心拍数の最高値の70%以内に抑えるもの、50%以内に抑える「Walk Mode」、あんまりダラダラしていると、強制的に速い曲に切り替わる鬼コーチ機能もあるようです。
この技術の基本部分は、ピッチ変更なしでテンポをストレッチする、ACID/GarageBandのループ機能を応用したようなものだと思います。これはiPodを拡張するようなもののほうが売れるかな、とも思ったりしますが……。
開発にかかわった人のコメントが、ここにあります。
わたしは6月に開催される富士ヒルクライムに参加予定なので、ハートレートモニターでもつけながら鍛え直さないといかんなあ。
MAKEが取り上げていた、心拍数→MIDIコンバーターを使って、小型シンセとつないだりしても面白いかなと思ったり。