ソロをとれる、最軽量の電子楽器がやってくる
8月31日は初音ミク発売、12月末は鏡音リン発売予定。これで「技の一号、力の二号」が完成するわけですが、その間に、まったく別路線の画期的な楽器が登場します。1月ほど前に紹介した、コルグのKAOSSILATOR(カオシレーター)です。
・シンセサイザーをiPhone的に解釈してみたらカオシレーター(KAOSSILATOR)になった
2万円を切るスタンドアロンの携帯シンセサイザーで、鍵盤はなくて、かわりにタッチパッドで「弾く」のです。この値段とコンパクトさ。ソフトシンセかよ、って感じですよね。
きょうあたり入荷予定だったのでリアルショップに電話したら、「入荷はごく少数で、予約分で埋まっている」という話だったので急遽、通販に切り替え。さきほどオーダーを入れたところです。ああ、あぶなかった。
実際にYouTubeでその操作画面をごらんください。すばらしすぎる。
でも、タッチパッドはいいとして、ディスプレイがLEDで画素数が少ないので、操作は慣れが必要っぽいですね。
次世代にはこんなデザインになるといいのではないかと。
実はこれ、赤松正行さんのaka.iphoneというソフトウェアを使ったアプリケーションです。aka.iphoneは、iPhoneからMIDI/オーディオのビジュアルプログラミング言語であるMax/MSPをコントロールすることができるものですが、これをi3Lに組み込むことで、VJソフトなどのMIDI受信可能なアプリケーションにiPhone経由で(もちろんWi-Fiで)MIDIのコントロールデータを送ることができるそうなのです。
KAOSSILATORのような、特定スケールに沿ったアルペジエイターをiPhoneからコントロールすることも可能でしょうし、ボタンにいくつものフレーズを記憶させてサンプラーのボタンとして使うこともできるはずです。
うまくすれば、iPhoneやiPod touchから初音ミクや鏡音リンをVSTiやReWireでリアルタイムで動かすことができるかもしれません。
このi3Lも、YouTubeにデモ画面があるので、ごらんください。ここでは、iPhoneのスライダーで、ビデオエフェクトと音を同期させて動かすという技を披露しています。