Zuneの中の人がiPhoneについて考えていること
ずっとiPhoneの日本語環境に関する話題が続いていますが、さらにもう1個。mixiへの投稿ツールが稼動しましたよ。ブックマークレットを使うこの方式だと、ほかのWebサイトでも応用できるかも。詳しくは、えりえりさんの解説ページを。
というわけで本題。iPhoneについて、Zuneチームからの、ちょっと遅めのコメント。
個人的な考えだというおまじない付きで、Zuneの中の人ブログを書いているDavid Caultonが、iPhoneについて語っています。
要旨はこんなかんじ:
・149ドルだったら別だけど、この価格帯だとZuneには影響ない
・キーボードがない、高すぎといったプレスのたわごとは楽しませてもらったけど、悪けりゃ次で改良するでしょう。Appleはそういう会社
・Apple Storeで初日には売り切れたのに翌日にはたくさんある在庫マジック。Cingular(AT&T)の割り当て少ないのに、不公平だとは思わなかったのかな?
・iPhoneがすごいコンバージェンスデバイスだというPaul Thurrott(Windows系ジャーナリスト)の意見には賛成。だけど、それには妥協もある(iPodとしての機能としてはiPod nanoが上だし、電話としてはHTCのSmartflipだ)。とはいえ、バランスはとれてる
・AT&Tとの共同ブランドとは言っても、実際はMVNOみたいなもんだ
・タッチスクリーンはすごい。キーボードはOKだけど、たくさん打つ人にはつらいね
というふうに、けっこう公平感あふれるコメントでした。でも、iPhoneのユーザーインタフェースについてはコメントしてません。その話をいちばん聞きたかったんだけど。
あまり褒めると、Windows Mobileチームから怒られるかもしれないから、とか(邪推)。
Windows Mobileチームからの感想も聞きたいところですが、とりあえずは、大野さんが作ってくださった比較表が参考になるかと。Windows MobileのiPhone対抗とされる(ウソです)oFoneのビデオはまったく参考になりません。
David Caultonはこう結んでいます。
The iPhone is a really fun little gadget, and a nice piece of industrial design. Duh.
iPhoneにはZuneと競合になる新機能(たとえばWi-Fi使った楽曲の共有とか)がひとつも含まれてなかったのがよかったのかもしれませんね。