「iPodホームレス」問題を解決する方法
今朝、うちにそういう人がやってきました。中一の息子の友だちなんですが、家にはパソコンが1台もないんだけど、クリスマスプレゼントにiPodの30Gバイト(ホワイト)をもらったそうで。iPodのホーム、つまり母艦になるマシンがないのです。
サンタさんはiPodにパソコンが必要なことを知らなかったみたいで、彼の自宅にはパソコンがないのです。で、どうしたかというと、友だち、つまり、うちの息子のところに自分のCDを持ってきて、iPodに転送してくれ、ということになったのです。
もちろん、標準添付のUSBドックでは充電もできませんから、うちで充電をすることになっています。これが永遠に続くとは思いたくはないのですが。
いちばんいいのは、これを機にMacかPCを買ってもらうことですが、それだとさすがに高い。3万円の商品に、10万円の周辺機器が必須というのは無理、という家庭もあるでしょう。
金銭的な問題もありますが、いくら簡単なMacとはいえ、パソコンという壁は相当に高い。わたしも実家の両親にMacとiPodをプレゼントしましたが、いまだに使っているようすがありません。
ならば、パソコンのいらない音楽デバイスを、ということで松下などのさまざまなメーカーが出してきていますが、いまひとつメジャーにはなれない。
Macworldでの登場が期待されているiTV(仮称)はどうでしょう?
自宅のテレビに接続できる、iTunesサーバ。ハードディスクは搭載しているそうですし、これだけでネットにつなげてiTunesとiTunes Storeに必要なことだけはできてしまう。価格は299ドルというから手ごろです。HDDは40Gバイトくらいあればいい。Dock機能もついていて、パソコンのない人でも、これだけでiPodを使うことができる。ようするに、PCやMacと接続しなくても動作するようにしてほしい、と。
できたら、定期的にメンテナンスをリモートまたは電話でできるような仕組みも提供してほしいものです。
iTVならば、クリスマスの朝に生まれた「iPodホームレス」たちを救ってくれると思うのです。
iPodに特化した、テレビに最初から接続することを前提としたアプライアンス的な超低価格PCでもいいかもしれません。iPodに力を入れているエプソンあたりが作ってくれるのも吉。