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“Intelノート”で試してみた:Day 2「Windowsを動かす」

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 結局、PowerBook G4/500MHzからMacBook Pro 2.0GHzへのデータ移行は、夜中の2時過ぎまでかかったのでした。合計4時間以上を要したわけです。

 ただ、時間をかけただけのことはあり、情報はきわめてスムーズに移行しました。クッキーデータやサイトのパスワード、各種アプリケーションのプレファレンスもきっちり移動しています。これがFireWireだけじゃなく、USBでのWindowsマシンからの移行が可能になれば(サードパーティ製品はあるのですが)、さらに便利ですよね。

 まず、日常的に使っていたアプリケーションを試してみます。

 まずはブラウザから。Safariはユニバーサルバイナリなだけあり、高速起動でレンダリングも速い。これならば不満はないですね。仕事上、どうしても使う必要があるInternet Explorerも動作します。そこそこに速く動きます。ユニバーサルバイナリならば、シイラ、Caminoも対応しています。Caminoはこちらの設定が悪いのか、日本語フォントの表示がイマイチに見えますが……。

 メーラーは、業務上の関係で、Thunderbirdですが、Rosetta動作ではありますが順調に動作しています。ファイルメーカーPro旧版などの業務必須ツール類はそのまま動作するので無問題です。

 個人的に欠かせないのが、iKeyという、キーマクロツール。わたしはF7でメーラー起動、F8でファイルメーカー、F9でエディタ、F10でブラウザ、F11でIMといった具合にWindowsマシンもMacもすべて同じキーマクロをアサインしているのですが、これも最新版はユニバーサルバイナリで、これを機にアップグレードしておきました。

 問題なのは、日本語入力環境です。ことえり以外のIM(インプットメソッド)がまだ動作しないため、強制的にことえりモードになります。わたしはEGBRIDGEユーザーですが、ことえりでもなんとかなる人なので、それでもいいのですが、幸いなことに、エルゴソフトはEGBRIDGE15 Universal パブリックβを出してくれています。そこで、それを使うことにしました。そういえば、Mac OS X対応のβ版をいちはやく出してくれていたので、そのときに乗り換えたのでした。

 実は一番の問題はこんなところではなく、VLCなのです。VLCは、フランス製のクロスプラットフォームなビデオ再生ソフトウェアで、QuickTimeや標準のDVDプレーヤーよりも高機能で使いやすいため、非常に人気が高いのですが、このVLCが、最新バージョンの0.8.4aでもMacBook Proでは動作しません。起動し、ファイルの再生まではいくのですが、画面はブランクのままになってしまうのです。このソフトは多くのオープンソースソフトを組み合わせたものなので、互換性の問題が生じているのでしょう。

 それでも、探せばなんとかなるもので、VLCのBBSに専用スレッドで情報を得ることができました。Nightly Buildで一応、再生させることには成功しました。実用上は問題なさそうです。

 でも、ユニバーサルバイナリとかRosettaの問題よりも、まずはこれでしょう。

Winbookpro

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